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プロサッカープレイヤー - 田島翔選手 VOL.2

"世界で活躍する日本人にインタビュー!"の第二弾として、韓国で活躍するプロサッカー選手の田島翔選手にインタビューを行いました!

田島選手は北海道北斗市(旧・上磯町)出身のサッカー選手で現在は、韓国・K3リーグ『ソウル・ユナイテッドFC』所属。自身で自分を売り込み、日本のJリーグを含め、世界7カ国のサッカーチームでプレイしてきた経験を持つプロサッカー選手です。

・落ち込んだ時のメンタルコントロール方法
・世界に挑戦したい人へのアドバイス

…など、世界の第一線で活躍する田島選手から、世界に飛び込むヒントをもらいました!
(インタビュアー:カフェトーク代表 橋爪)

Dahee講師と一緒にチームの試合を観に行きました♪

サッカーの技術について教えてください。ピークだった時や、今現在はどうでしょうか?

やっぱり、FC琉球にいた時が一番急激に"伸びたな"っていう感じがあったんですけど、30歳過ぎてからは経験を活かせるようになってきたなと思っています。

サッカーは陸上などとは違ってタイムを競うような競技ではないので、経験が生きてくる競技だと思うので、面白くなってきた感じはあります。

FC琉球時代に大きな怪我をされたと聞いたんですが、怪我以外で挫折のような経験はありましたか?

そうですね、学生時代にとにかく認めてもらえなかったので…僕、函館出身なんですけど、函館の選抜にも選ばれませんでしたし、何かの大会で優勝したこともなかったので、そういう意味では、見返してやるっていう気持ちで、シンガポールや沖縄に行ったっていうのもあります。

いわゆるエージェントを通さず、自分でチームを探して移籍されているということですが、個人でやっている理由はどうしてでしょうか?

まずは、やっぱり国に興味を持って、コンタクトを取っているんです。誰かに任せると、待っている自分も嫌で、ダメだったらダメで…結構断られることもたくさんあるんですけど。

連絡しても無視っていうこともあるんですか?

あります。コンタクト取って、返事来ないことももう沢山あるんですけど、その中で返信があれば、それは縁だなと思うし…そういう意味では、エージェントに任せて失敗とかしたら、そっちの方が後悔してしまうかなと思って、自分で動く、と決めてやっていますね。

小さい頃からそういうお子さんだったんですか?

はい、そうですね。自分でやらなきゃ気が済まないというのと、僕が憧れている三浦知良さんが中学生でブラジルに行ってプロになったって人なので、やっぱり自分で道を開きたいっていうのはありましたね。

琉球にいた時にした大きな怪我とか、チームを移った時にうまくいかなかった…とか、色々落ち込む時があったと思うのですが、そういった時のメンタルコントロールというかモチベーションコントロール方法はありますか?

そうですね…僕は、そうですね、初めてそのチームに行った日を思い出すようにしています。マンネリして、そこにいることが当たり前になるというのが嫌なので、初心に帰るじゃないですけど、そういう風に思うようにしています。琉球の時に怪我をした時は、"今の医学で治らないってことはないんじゃないかな"と思うようにしたんです。それでも骨がくっつくまで丸一年くらいかかりましたね。最初タックルされた時は、膝から下はなくなったと思いましたね…

後から振り返るとあれは大きな怪我でしたね…サッカーを辞めているとしたらあの時だったと思うんですけど、まだ23歳だったのと、Jリーガーになる夢も叶えていなかったので、もう少し頑張ろうと思いましたね。

では、逆に目標を達成した時っていうのは、どういう気持ちでしたか?

やっぱり嬉しいんですけど、すぐ次のことを考えてしまいますね。

さらなる高みを目指すんですね。挑戦者ですね!

好奇心があるのかもしれないですね。

ありきたりですけど、今韓国のチームに移られて、文化的な違いや驚かれたことがあれば教えてください。

そうですね…やっぱり先輩後輩の関係性がすごいな、というのが一番ですね。この年齢で韓国に行って良かったなとすごく思いましたね。笑 すごい居心地がいいんです。若い時に行かなくて良かったなーって。

元々若い頃から韓国のサッカーに興味があったんですよね?

はい。僕の若い頃の海外のサッカーと言えば、日韓戦だったので、韓国も強くてうまいなーという印象があって、行ってみたいというか、興味がありましたね。

ソウルユナイテッドのチームとしては、Jリーグのチームのことを参考にしている、ということなんですけれども、それはトップの方の方針なんでしょうか?

はい、そうですね。社長や監督が日本によく行っている人で、視察とかもしていたので、韓国でも日本のJリーグのようなチーム作りをして行きたいと思ったみたいです。それで、今年から結構Jリーグなどにコンタクトを取って、交流をもっとしていく方針みたいです。

これからの夢や今日本にいる、挑戦して行きたい人たちへのアドバイスをお願いします。

やっぱり自分を信じて諦めなければ、叶う時期というのは人それぞれ違うと思いますが、諦めなければ絶対叶うと思うので、他人の言葉とかに左右されずに自分を信じて挑戦してほしいなと思います。

失敗しても次に活かせばいいだけなので…そういう風に思います。

若い頃の自分に、今の田島選手の様子は想像つきましたか?

いや…想像つかないと思います。今振り返ると、怖いな、と思いますね。よくいろんなとこに行ったな〜って。辞書を持って…誰かを頼っていくわけじゃなかったので、今考えると、よくあんな怖いことしたなーと思いますね。年取ると頭が理屈っぽくなるので、よくないですね。

気をつけます。笑 先程の言葉で、周りの言葉に惑わされず、ってあったと思うんですけど、トラップがあるってことですよね、どんな世界にも。

そうですね、評価っていうのは、他人からすると自分でもわからない可能性だと思うので、誰かに何か言われたからといって、それが全てだと思わずに、自分でも可能性っていうのはわからないものなので。せめて自分だけは自分を信じてあげて、挑戦するっていうのは大事だと思います。環境が許す限り。

今後の抱負をお願いします。

選手としてもコーチとしても結果を出すということと、やっぱり、日韓の交流もサッカーを通じて色々やっていければと思っておりますので、活動の幅を広げて頑張って行きたいなと思います。

---言葉が通じなくても世界に飛び出す勇気、初心を思い出すことなど、スポーツ以外にも通づる気付きがある、素敵なインタビューでした!田島選手、ありがとうございました!これからも田島選手の活躍が楽しみです!

▶︎ 世界で活躍する日本人にインタビュー vol.1 - 小川慶太さん (ドラマー/パーカッショニスト)

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