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Cafetalk Tutor's Column

Rubrica di Machika

延期される期待は心を病ませる

May 30, 2018

「延期される期待は心を病ませる」という言葉があります。期待していることが思うほどうまくいかずがっかりし、イライラすることは、心にかなりの負担が生じるということです。

 私たちは無意識的にも意識的にも、いろんなことを期待しています。バスや電車が時間通りに来ることを期待していますし、誰かが自分に挨拶をしてくれることや自分の挨拶に返事をしてくれることを期待します。コンビニで買った新商品がおいしいことを期待しますし、冬は寒いので暖かな日差しを望み、夏は涼しい日陰を望みます。家族が元気であるようにとか、望む仕事につけるように、お金をたくさん稼げるように願うこともあるかもしれません。

 こう考えると、小さなものから大きなものまで、毎日、自分や周りの人、環境などについて、たくさんの期待や願いを持っていることがわかります。

 

 でも、どれだけ願いが強くても、必ずそうなるわけではありません。予想外のことが起きたり、相手と自分の価値観が違ったり、相手も体調が良くなかったり心配事があるなど、理由は目に見えるものだけと限りません。また、嫌なことは重なっているように感じやすく、「人間は無意識に、思い通りにならなかったものや達成できなかったものを記憶しやすい」と述べた専門家もいます。みなさんも、嫌なことが続いたり、踏んだり蹴ったりの1日を経験したことがあるかもしれません。そういう時は、ストレスが溜まって、些細なことでもイライラしたりがっかりしやすくなります。

 

 無意識に期待していたことは、うまくいっても「当たり前」と認識しますが、逆にそれがうまくいかないととても大きな不満となる場合があります。日頃から小さなこと、当たり前に思える事にも「ありがとう」「ラッキー!」の気持ちを持っておくと、うまくいかないことがあっても「そういうこともあるか~」と気にせず受け止められ、心の負担を減らせるかもしれません。

自分にも、周りにも、過度な期待をせず、でも投げやりにもならずあきらめず。

心穏やかに過ごせたらいいな、と思います。

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