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Tutor Yuliya_Juliet 's Column

勝手に聖ザビエルパワー!(前編)

Weekly Topic: Learning for travel: Planning your spring adventures

Feb 3, 2025 | 3 Comments

音楽とインド暮らし

「か~がやくよぞら~の~♪」“星の世界”

文部省唱歌として、長い間、学校音楽教育で使用されている曲です。

「い~つくしみふか~き~♪」 “讃美歌312番”

こちら、“星の世界”と同じメロディーですが、この讃美歌としてなじみのある方も多いかもしれませんね。

宗教曲と言えば、

「南無(なむ)~妙(みょう)~法(ほう)~蓮(れん)~華()~経(きょう)」 “お経”

このお経を口ずさめる方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

このように、信者でなくとも讃美歌やお経を唱えることができるなんて、

不思議ですよね゚Д゚)

皆さん博学だから?..

そうかもしれませんが、
これを可能にしたのは、音楽のなせる業なのです。

そう、節(メロディー)がついていることから、

言葉がインプットされやすくなっていたんですね!

この、音楽の効果を使って、インドゴアにキリスト教を布教した人物がいます。


誰だかご存じですか?

この人物は髪型が印象的でして、かなりの方が、作曲家の“山田耕筰”と並んで、

教科書の彼らに独自に手を加えて、自身の教科書にオリジナルの彼ら

存在させていたのではないでしょうか?( *´艸`)


その人物とは…そう、“フランシスコ・ザビエル”です。

ちなみに彼のこの印象的な髪形は“トンスラ”というそうで、

キリストの茨の冠を模して、このように剃っているとのことです。


前出の“赤とんぼ”の作曲家でも知られている山田耕筰は、日本初のオーケストラを造り、

日本へ西洋音楽を普及させた作曲家であります。

そんな偉大な人物ですから、教科書や音楽室でも我々は目にしていますが、

あのスキンヘッド姿も、あえてだそうですよ!

彼の頭髪は、もともと薄くなってきていたのは事実ですが、

その薄くなった頭髪を、演奏会で指揮をしている際に、

「後頭部の頭髪が見苦しい…」との指摘を受けたことが理由で、

すべて剃ってしまったとのことです。(;・∀・)

さらに、彼の名前は本来は“耕作”という漢字だったらしいのですが、

“作”にケを2つ載せてケ(毛)を増やし、“耕筰”という字に改めた

という話もあります。


二人の髪型同様、話がそ()れにそ()れましたが…( *´艸`)

“フランシスコ・ザビエル”は、現地の言葉であるコンカニ語土地のメロディー

のせた讃美歌にすることによって、インドのゴアへキリスト教を広めることに

成功したアイディアマンでもあるのです。


当時ゴアはポルトガル領で、アジア布教の重要な拠点になっていたこともあり、

彼の遺骸は今なおゴアの地に納められています。


ところでみなさん、インドのゴア州をご存じですか?

先にも書きましたが、ゴアは旧ポルトガル領だったところなので、

ポルトガル建築が多く残っており、ポルトガルの街並みが見られ、

セルフィ―好きのインド人にとって映えスポットが豊富であり、

また、土地柄インド西海岸に面していて、インド人に人気のビーチリゾート地です。

観光するのに適しているのは10月から3月くらいまでなので、

冬から春の旅行にはぴったりですね!


そして、先ほどお話した、フランシスコ・ザビエルの遺骸が、

なんと、今年の15日まで、10年に一度の一般公開されていたのです。

私は10年に一度というパワーワードに気持ちが一気に持っていかれ、

年末に会いに行ってきました!


今回は、春の旅を計画しようということで、私のゴア滞在の様子を交えて、

ゴアを旅の計画の参考にご紹介しようと思ったのですが、まだまだ長くなりそうなので、

 

続きは次のコラムでご紹介させていただきます。




いつも心に音楽を~♪
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