昨秋から始まった日本伝統文化検定。
先日、CBT試験で受験してきました。
日本伝統文化検定(伝検)は今のところ、3級と2級の試験が行われていて、1級はそのうち実施されるそうです。私は一番易しい(はずの)3級を受けました。
伝検に公式テキストがあり、3級は公式テキストから9割出題されるとのこと。60分で80問出題され、7割以上正解すれば合格です。
どうでしょう? 簡単そうですか?
公式テキストは約280ページ。ページ数は多いですが、写真もたくさん入っているので大丈夫でしょう、と思って勉強しはじめたのですが…
分野が多岐にわたり、そもそも私が知っているのは、8つの分野のうちの1つ「芸能」だけ。あとは、陶磁器やら木漆工やら染織やら、これまで美術館で見たことあるな~ぐらいのものです。その他、建築、伝統色、茶道、和菓子などのジャンルもあります。
出てくる用語は、釉薬(ゆうやく)とか螺鈿(らでん)とか書院造とか。
たしかに言葉は聞いたことがあるような気がする、というものもあるのですが、それが何なのか覚えるのに苦労しました。というより、ほとんど覚えられませんでした(汗)
結局、公式テキストを読んで少しだけまとめる作業をしただけで、試験当日を迎えました。
80問中56問正解できる自信は皆無でしたが、幸い、59問正解できて、合格をいただきました。…ぎりぎりすぎますね。
でも、言葉だけ知っていたものが、今回の試験勉強で少しだけ形になり、各分野の相互関係もうっすら見えてきたので、続けて勉強しようと思います。次は2級です。
雑学系ですが、この公式テキストは、とてもおもしろいです。各分野を横断して考える機会にもなるので、日本文化に興味のある方皆さまにおすすめです♪