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Cafetalk Tutor's Column

Tutor Aisaka 's Column

英語のitにあたるイタリア語はない!?②

Dec 10, 2024

チャオ!イタリア語講師のアイサカです。

前回のコラムで、「それはペンです」などの説明をしましたが、
今回はその延長で、疑問文に対しての答え方について、
英語とイタリア語を比べたいと思います!

①これはペンですか?

英: Is this a pen?
伊: Questa è una penna?

-はい、そうです。

英: Yes, it is.
伊: Sì, è una penna.

-いいえ、違います。

英: No, it is not.
伊: No, non è una penna.
※話し言葉だと、non è.のみでも使います。

②君は英語を勉強していますか?

英: Do you study English?
伊: Tu studi l'inglese?

-はい、しています。

英: Yes, I do.
伊: Sì, lo studio.

-いいえ、していません。

英: No, I do not.
伊: No, non lo studio.


…このように、疑問文の返答は英語とイタリア語では作り方が異なります。
英語は、Yes, it is.やYes, I do.で答えるように、同じ名詞や動詞を繰り返すのを避けます。

一方イタリア語も繰り返しは避ける傾向にありますが、それは主に名詞(主語や目的語など)です。
動詞は繰り返すため(というか、返答や疑問に使うdoにあたる動詞がイタリア語にはない)、必然的に"Studi?" "Studio."の言い方になります。
しかし、目的語(②=English/inglese)は繰り返さないため、itにあたるloに置き換えます。(女性名詞ならla)
※be動詞にあたるessereの場合はloやlaに置き換えられないため、Sì, è una penna.のように繰り返しますが…


英語に引っ張られてしまうと、基礎だからこそ基礎的なところでつまづいてしまう人もいると思いますが、
英語ではなく日本語から考えたほうがわかりやすいこともあります。

-クッキー食べる?
-うん、食べる!
 →日本語も「目的語=クッキー」は繰り返しませんが、「動詞=食べる」は繰り返します。


その他の文法で、意外にも英語から考えるより日本語から考えたほうが似ている…ということもチラホラありますね。
(根っこは同じ仲間なので、日本語からしたら英語とイタリア語はかなり似ていますけどね。)


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独学で現地で学んだため、教科書では教えてくれないポイントや、覚えやすい秘訣を教えます!
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