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Cafetalk Tutor's Column

Tutor Aisaka 's Column

英語のitにあたるイタリア語はない!?

Dec 5, 2024

チャオ!イタリア語講師のアイサカです。

英語の「it」ってイタリア語で何ていうの?と疑問に思う人は多いと思います。

実は主語を意味するit(=それは)は、イタリア語にはありません。


①それはペンです。

英: It is a pen.
伊: È una penna.

②それはレモンです。

英: It is a lemon.
伊: È un limone.

③私です。

英: It is me.
伊: Sono io.

④雨が降っている。

英: It is rain.
伊: Piove. (Sta piovendo)


①や②の場合はit is=èになります。
③の場合は、英語と作り方が変わり、主語が自分になる(it isのようには言えない)ため、
èではなくsonoになります。
④の場合も、英語のような言い方はせず、「雨が降る=piovere」という動詞を使うため、
Piove.(現在形)もしくはSta piovendo.(進行形)の言い方をします。

It is rain.を直訳で、È pioggia.という言い方はできますが、「雨が降る」という意味ではあまり使われず、
使うとしたら、「この液体は何?」に対してÈ pioggia.とかですかね…


このように、主語にあたるitはイタリア語には存在しませんが、

目的語にあたるit(=それを)は存在します!
※イタリア語は男性名詞であればlo、女性名詞であればlaに分かれます。

①私はそれ(=ペン)を使う。

英: I use it.
伊: La uso.
※ペンはpenna(女性)なのでla

②私はそれを知っている。

英: I know it.
伊: Lo so.
※そのこと…のように名詞ではない場合は、中性のlo


英語と似た単語や文法はたくさんあるので、英語から考えるのも悪くはないのですが、
今回のように英語からイコールで考えられないこともイタリア語は多く、
場合によっては日本語から考えたほうがスムーズ…なんてこともよくあります。

英語ができないイタリア人が多いと言われていますが、このように英語とは作り方が違うからかもしれませんね。


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