★日本語コラム 第58回
<地域で異なる日本語単語 Part1>
長年続けてきた外国語の勉強、
「いざ実践!」と意気込んで現地の人と話したところ、
相手の言っていることが全然わからなくてがっかりしてしまった……、
というのは多くの外国語学習者が経験することではないでしょうか。
これには色々な原因があると思いますが、
物の名前が地域によって異なる呼ばれ方をしているというのも
考えられる要因の一つでしょう。
今回からのコラムでは、地域によって異なる物の呼び名を
いくつか取り上げて紹介していきたいと思います!
日本人でも自分の慣れ親しんだ呼び名しか知らない場合が多いので、
こういったバリエーションを知っていたら一目置かれること間違いなしですよ。
◆絆創膏
傷口を保護するために使うテープ、
辞書で調べると「絆創膏」と出てくるはずですが、
バンドエイド、カットバン、リバテープ、サビオ、キズバン
と、地域によって様々な呼び名があります。
予想がついた人もいるかもしれませんが、これらはほとんどが商標、商品の名前です。
「バンドエイド」と「カットバン」は比較的広範囲で使用されている呼び名なので
耳にすることも多いのですが、残りは使用される地域がかなり限られています。
特に「キズバン」に関して言えば、
この呼び方をしているのはなんと富山1県だけとのこと。
つまり、絆創膏を「キズバン」と呼んでいる人は
富山にルーツのある可能性が高いということになりますね。
◆ものもらい
まぶたが炎症によって腫れたり、できものができたりする目の疾患を
「ものもらい」と呼びます。
より正式には「麦粒腫」と言いますが、
正式な病名で呼ばれる機会はあまり多くありません。
俗称として一番多くの地域に広まっているのが
この「ものもらい」という呼び方なのですが、
他に、関西地方では「めばちこ」や「めいぼ」、
北海道では「めっぱ」と呼ばれるなど、
ここに挙げきれないほど多種多様な呼び名があります。
ちなみに、「ものもらい」という呼ばれ方は、
「他人から何か物をもらうと治る」という俗信が由来となっているそうです。
◆大判焼き
こちらはもはやどの呼び方を一般名称としていいのかわからないほど、
呼び名が統一されていないお菓子です。
小麦粉や卵から作られる生地を型に流し込み、
あんこを入れて焼き上げた丸い形のお菓子で、
お店や屋台で焼きたてを買って食べるのも美味しいですし、
スーパーやコンビニで冷凍食品として売られているものもよく見かけます。
呼び方には、
今川焼、回転焼き、おやき、御座候
など、さまざまなものがあり、
地域によってというよりも、人によって呼び方が違うと言っていいほど
ばらつきがあります。
・・・・・
今回のコラムはここまで。
次回のコラムでも引き続き物の名前の色々な呼び方について
お話ししていきたいと思いますので、どうぞお楽しみに♪
それではまたお会いしましょう^^
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\ここから下は読み仮名つき↓↓↓/
★日本語(にほんご)コラム 第(だい)58回(かい)
<地域(ちいき)で異(こと)なる日本語(にほんご)単語(たんご) Part1>
長年(ながねん)続(つづ)けてきた外国語(がいこくご)の勉強(べんきょう)、
「いざ実践(じっせん)!」と意気込(いきご)んで
現地(げんち)の人(ひと)と話(はな)したところ、
相手(あいて)の言(い)っていることが
全然(ぜんぜん)わからなくてがっかりしてしまった……、
というのは多(おお)くの外国語(がいこくご)学習者(がくしゅうしゃ)が
経験(けいけん)することではないでしょうか。
これには色々(いろいろ)な原因(げんいん)があると思(おも)いますが、
物(もの)の名前(なまえ)が地域(ちいき)によって
異(こと)なる呼(よ)ばれ方(かた)をしているというのも
考(かんが)えられる要因(よういん)の一(ひと)つでしょう。
今回(こんかい)からのコラムでは、地域(ちいき)によって異(こと)なる
物(もの)の呼(よ)び名(な)を
いくつか取(と)り上(あ)げて紹介(しょうかい)していきたいと
思(おも)います!
日本人(にほんじん)でも自分(じぶん)の慣(な)れ親(した)しんだ
呼(よ)び名(な)しか知(し)らない場合(ばあい)が多(おお)いので、
こういったバリエーションを知(し)っていたら
一目(いちもく)置(お)かれること間違(まちが)いなしですよ。
◆絆創膏(ばんそうこう)
傷口(きずぐち)を保護(ほご)するために使(つか)うテープ、
辞書(じしょ)で調(しら)べると「絆創膏(ばんそうこう)」と
出(で)てくるはずですが、
バンドエイド、カットバン、リバテープ、サビオ、キズバン
と、地域(ちいき)によって様々(さまざま)な呼(よ)び名(な)があります。
予想(よそう)がついた人(ひと)もいるかもしれませんが、
これらはほとんどが商標(しょうひょう)、
商品(しょうひん)の名前(なまえ)です。
「バンドエイド」と「カットバン」は比較的(ひかくてき)
広範囲(こうはんい)で使用(しよう)されている呼(よ)び名(な)なので
耳(みみ)にすることも多(おお)いのですが、
残(のこ)りは使用(しよう)される地域(ちいき)が
かなり限(かぎ)られています。
特(とく)に「キズバン」に関(かん)して言(い)えば、
この呼(よ)び方(かた)をしているのはなんと
富山(とやま)1県(けん)だけとのこと。
つまり、絆創膏(ばんそうこう)を「キズバン」と呼(よ)んでいる人(ひと)は
富山(とやま)にルーツのある可能性(かのうせい)が高(たか)い
ということになりますね。
◆ものもらい
まぶたが炎症(えんしょう)によって腫(は)れたり、
できものができたりする目(め)の疾患(しっかん)を
「ものもらい」と呼(よ)びます。
より正式(せいしき)には「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」と言(い)いますが、
正式(せいしき)な病名(びょうめい)で呼(よ)ばれる機会(きかい)は
あまり多(おお)くありません。
俗称(ぞくしょう)として一番(いちばん)多(おお)くの地域(ちいき)に
広(ひろ)まっているのが
この「ものもらい」という呼(よ)び方(かた)なのですが、
他(ほか)に、関西(かんさい)地方(ちほう)では「めばちこ」や「めいぼ」、
北海道(ほっかいどう)では「めっぱ」と呼(よ)ばれるなど、
ここに挙(あ)げきれないほど多種(たしゅ)多様(たよう)な
呼(よ)び名(な)があります。
ちなみに、「ものもらい」という呼(よ)ばれ方(かた)は、
「他人(たにん)から何(なに)か物(もの)をもらうと治(なお)る」という
俗信(ぞくしん)が由来(ゆらい)となっているそうです。
◆大判焼(おおばんや)き
こちらはもはやどの呼(よ)び方(かた)を
一般(いっぱん)名称(めいしょう)としていいのかわからないほど、
呼(よ)び名(な)が統一(とういつ)されていないお菓子(かし)です。
小麦粉(こむぎこ)や卵(たまご)から作(つく)られる生地(きじ)を
型(かた)に流(なが)し込(こ)み、
あんこを入(い)れて焼(や)き上(あ)げた
丸(まる)い形(かたち)のお菓子(かし)で、
お店(みせ)や屋台(やたい)で焼(や)きたてを買(か)って
食(た)べるのも美味(おい)しいですし、
スーパーやコンビニで冷凍(れいとう)食品(しょくひん)として
売(う)られているものもよく見(み)かけます。
呼(よ)び方(かた)には、
今川焼(いまがわやき)、回転(かいてん)焼(や)き、
おやき、御座候(ござそうろう)
など、さまざまなものがあり、
地域(ちいき)によってというよりも、
人(ひと)によって呼(よ)び方(かた)が違(ちが)うと言(い)っていいほど
ばらつきがあります。
・・・・・
今回(こんかい)のコラムはここまで。
次回(じかい)のコラムでも引(ひ)き続(つづ)き
物(もの)の名前(なまえ)の色々(いろいろ)な呼(よ)び方(かた)について
お話(はな)ししていきたいと思(おも)いますので、どうぞお楽(たの)しみに♪
それではまたお会(あ)いしましょう^^
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<地域で異なる日本語単語 Part1>
長年続けてきた外国語の勉強、
「いざ実践!」と意気込んで現地の人と話したところ、
相手の言っていることが全然わからなくてがっかりしてしまった……、
というのは多くの外国語学習者が経験することではないでしょうか。
これには色々な原因があると思いますが、
物の名前が地域によって異なる呼ばれ方をしているというのも
考えられる要因の一つでしょう。
今回からのコラムでは、地域によって異なる物の呼び名を
いくつか取り上げて紹介していきたいと思います!
日本人でも自分の慣れ親しんだ呼び名しか知らない場合が多いので、
こういったバリエーションを知っていたら一目置かれること間違いなしですよ。
◆絆創膏
傷口を保護するために使うテープ、
辞書で調べると「絆創膏」と出てくるはずですが、
バンドエイド、カットバン、リバテープ、サビオ、キズバン
と、地域によって様々な呼び名があります。
予想がついた人もいるかもしれませんが、これらはほとんどが商標、商品の名前です。
「バンドエイド」と「カットバン」は比較的広範囲で使用されている呼び名なので
耳にすることも多いのですが、残りは使用される地域がかなり限られています。
特に「キズバン」に関して言えば、
この呼び方をしているのはなんと富山1県だけとのこと。
つまり、絆創膏を「キズバン」と呼んでいる人は
富山にルーツのある可能性が高いということになりますね。
◆ものもらい
まぶたが炎症によって腫れたり、できものができたりする目の疾患を
「ものもらい」と呼びます。
より正式には「麦粒腫」と言いますが、
正式な病名で呼ばれる機会はあまり多くありません。
俗称として一番多くの地域に広まっているのが
この「ものもらい」という呼び方なのですが、
他に、関西地方では「めばちこ」や「めいぼ」、
北海道では「めっぱ」と呼ばれるなど、
ここに挙げきれないほど多種多様な呼び名があります。
ちなみに、「ものもらい」という呼ばれ方は、
「他人から何か物をもらうと治る」という俗信が由来となっているそうです。
◆大判焼き
こちらはもはやどの呼び方を一般名称としていいのかわからないほど、
呼び名が統一されていないお菓子です。
小麦粉や卵から作られる生地を型に流し込み、
あんこを入れて焼き上げた丸い形のお菓子で、
お店や屋台で焼きたてを買って食べるのも美味しいですし、
スーパーやコンビニで冷凍食品として売られているものもよく見かけます。
呼び方には、
今川焼、回転焼き、おやき、御座候
など、さまざまなものがあり、
地域によってというよりも、人によって呼び方が違うと言っていいほど
ばらつきがあります。
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今回のコラムはここまで。
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それではまたお会いしましょう^^
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★日本語(にほんご)コラム 第(だい)58回(かい)
<地域(ちいき)で異(こと)なる日本語(にほんご)単語(たんご) Part1>
長年(ながねん)続(つづ)けてきた外国語(がいこくご)の勉強(べんきょう)、
「いざ実践(じっせん)!」と意気込(いきご)んで
現地(げんち)の人(ひと)と話(はな)したところ、
相手(あいて)の言(い)っていることが
全然(ぜんぜん)わからなくてがっかりしてしまった……、
というのは多(おお)くの外国語(がいこくご)学習者(がくしゅうしゃ)が
経験(けいけん)することではないでしょうか。
これには色々(いろいろ)な原因(げんいん)があると思(おも)いますが、
物(もの)の名前(なまえ)が地域(ちいき)によって
異(こと)なる呼(よ)ばれ方(かた)をしているというのも
考(かんが)えられる要因(よういん)の一(ひと)つでしょう。
今回(こんかい)からのコラムでは、地域(ちいき)によって異(こと)なる
物(もの)の呼(よ)び名(な)を
いくつか取(と)り上(あ)げて紹介(しょうかい)していきたいと
思(おも)います!
日本人(にほんじん)でも自分(じぶん)の慣(な)れ親(した)しんだ
呼(よ)び名(な)しか知(し)らない場合(ばあい)が多(おお)いので、
こういったバリエーションを知(し)っていたら
一目(いちもく)置(お)かれること間違(まちが)いなしですよ。
◆絆創膏(ばんそうこう)
傷口(きずぐち)を保護(ほご)するために使(つか)うテープ、
辞書(じしょ)で調(しら)べると「絆創膏(ばんそうこう)」と
出(で)てくるはずですが、
バンドエイド、カットバン、リバテープ、サビオ、キズバン
と、地域(ちいき)によって様々(さまざま)な呼(よ)び名(な)があります。
予想(よそう)がついた人(ひと)もいるかもしれませんが、
これらはほとんどが商標(しょうひょう)、
商品(しょうひん)の名前(なまえ)です。
「バンドエイド」と「カットバン」は比較的(ひかくてき)
広範囲(こうはんい)で使用(しよう)されている呼(よ)び名(な)なので
耳(みみ)にすることも多(おお)いのですが、
残(のこ)りは使用(しよう)される地域(ちいき)が
かなり限(かぎ)られています。
特(とく)に「キズバン」に関(かん)して言(い)えば、
この呼(よ)び方(かた)をしているのはなんと
富山(とやま)1県(けん)だけとのこと。
つまり、絆創膏(ばんそうこう)を「キズバン」と呼(よ)んでいる人(ひと)は
富山(とやま)にルーツのある可能性(かのうせい)が高(たか)い
ということになりますね。
◆ものもらい
まぶたが炎症(えんしょう)によって腫(は)れたり、
できものができたりする目(め)の疾患(しっかん)を
「ものもらい」と呼(よ)びます。
より正式(せいしき)には「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」と言(い)いますが、
正式(せいしき)な病名(びょうめい)で呼(よ)ばれる機会(きかい)は
あまり多(おお)くありません。
俗称(ぞくしょう)として一番(いちばん)多(おお)くの地域(ちいき)に
広(ひろ)まっているのが
この「ものもらい」という呼(よ)び方(かた)なのですが、
他(ほか)に、関西(かんさい)地方(ちほう)では「めばちこ」や「めいぼ」、
北海道(ほっかいどう)では「めっぱ」と呼(よ)ばれるなど、
ここに挙(あ)げきれないほど多種(たしゅ)多様(たよう)な
呼(よ)び名(な)があります。
ちなみに、「ものもらい」という呼(よ)ばれ方(かた)は、
「他人(たにん)から何(なに)か物(もの)をもらうと治(なお)る」という
俗信(ぞくしん)が由来(ゆらい)となっているそうです。
◆大判焼(おおばんや)き
こちらはもはやどの呼(よ)び方(かた)を
一般(いっぱん)名称(めいしょう)としていいのかわからないほど、
呼(よ)び名(な)が統一(とういつ)されていないお菓子(かし)です。
小麦粉(こむぎこ)や卵(たまご)から作(つく)られる生地(きじ)を
型(かた)に流(なが)し込(こ)み、
あんこを入(い)れて焼(や)き上(あ)げた
丸(まる)い形(かたち)のお菓子(かし)で、
お店(みせ)や屋台(やたい)で焼(や)きたてを買(か)って
食(た)べるのも美味(おい)しいですし、
スーパーやコンビニで冷凍(れいとう)食品(しょくひん)として
売(う)られているものもよく見(み)かけます。
呼(よ)び方(かた)には、
今川焼(いまがわやき)、回転(かいてん)焼(や)き、
おやき、御座候(ござそうろう)
など、さまざまなものがあり、
地域(ちいき)によってというよりも、
人(ひと)によって呼(よ)び方(かた)が違(ちが)うと言(い)っていいほど
ばらつきがあります。
・・・・・
今回(こんかい)のコラムはここまで。
次回(じかい)のコラムでも引(ひ)き続(つづ)き
物(もの)の名前(なまえ)の色々(いろいろ)な呼(よ)び方(かた)について
お話(はな)ししていきたいと思(おも)いますので、どうぞお楽(たの)しみに♪
それではまたお会(あ)いしましょう^^
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