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Cafetalk Tutor's Column

KOBA 講師的專欄

[広告に見る日本語と日本①] 日本人もわからなくなる二重否定(にじゅうひてい)

2024年6月15日

※このコラムは、

 ふだん日本のテレビや新聞、ネットで見たり聞いたりする広告を通じて

 日本語や日本人について考えるコラムです。

 

日本語は語尾(ごび)がとても大切です。

「そうだね」「そうだよ」「そうだよね」

同じような表現でも

相手に伝わる気持ちは少し違(ちが)います。

 

(「そうだね」   
  …相手に同意(どうい)を求めている 同意(どうい)していることを伝える

   「そうだよ」   
      …自分の考えを主張(しゅちょう)する、強調(きょうちょう)して伝える

   「そうだよね」 
      …相手の主張(しゅちょう)を確認(かくにん)しながら、
          同意(どうい)していることを伝える  )

 

また、語尾(ごび)が曖昧(あいまい)に終わるのも日本語の特徴(とくちょう)です。

 

「実は電車が遅れまして…(遅刻しました)。」

「あなたのおっしゃる通りですが…(同意(どうい)できません)。」

「ちょっと用事がありまして…(今日は参加できません)。」

 

言いにくいことを、最後まで言わず、

曖昧(あいまい)に終わらせる言い方、

文字で表すと「…」で終わるような言い方ですね。

 

さらに、二重否定(にじゅうひてい)という複雑(ふくざつ)な表現が多いのも

日本語の特徴(とくちょう)だと思います。

 

「君の言うことはわからなくもない」(わかるの、わからないの!)

「災害(さいがい)の中で地震(じしん)が一番怖いと考えられなくもない」
  (考えられるの、考えられないの!)

「頭が痛いような気がしないでもない」(気がするの、しないの!)

 

日本人は、このような表現(ひょうげん)をよく使いますが、

実は、言っているうちに何を言っているのか

自分たちでもわからなくなることがあります。
特に、「やめる」のように、
もともと、否定的(ひていてき)な意味を持つ言葉は
結局、何を言いたいのか、わからなくなります。

そんな日本人をからかった広告が次の広告です。

 

https://youtu.be/vOFDnHDLXSc?si=_qZ2qRa5s93vbDFS

(リンクに飛ばない場合は、ブラウザの検索窓に、このURLを貼ってください。)

やめようとしたの
やめるの

やっぱ

やめたわ

 

結局、やめるんでしょうか、やめないんでしょうか、

どっちやねん(笑)?

 

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KOBA
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