NHK大河ドラマ「光る君へ」を毎週見ています。
主人公のまひろはのちの紫式部、ソウルメイトは藤原道長という設定です。
先週の第22回で、まひろは父の転勤に伴い、京都から越前(福井県)に引っ越し、新しい生活を始めました。
越前にやってきていた宋(当時の中国)の人々が、まひろと父に歓迎の音楽を奏でていましたよ。
19世紀に流行した明清楽(みんしんがく)という音楽があり、今でも長崎などで聞くことができますが、それを思わせる音楽でした。平安貴族にとっては初めて聴く響きだったのでは?
音楽を聴くと、一気に異国の雰囲気が高まりました♪
今週の第23回では、まひろが、宋の青年から好意を寄せられている様子。それなのに、まひろは、漢文や書物にばかり興味を持って発言します。まあ、お相手もそれで良いようで、仲良さそうにしていましたが。
そこへ父の親友である宜孝がはるばる京都からやってきました。別れ際に、まひろにプロポーズ!
結構な年の差婚になりますが、お互いよく知る間柄ですから大丈夫なのでしょうね~
この回は、京都の場面で、一条天皇が笛を吹き、新しい女御(新しい奥さま、だと思います)が箏を弾くといううれしい場面がありました♪
平安貴族の音楽~とわくわくしながら聴き始めましたが…
いつだったか、一条天皇が、愛する中宮定子と合奏していた幸せな様子が思い起こされました。今は中宮が出家し、2人は引き離されて悲しい状況です。
この場面、一条天皇と新しい女御との合奏はうまく行っているかと思いましたが、ふと一条天皇は笛を吹く手を止めてしまいました。視聴者と同じように、中宮との合奏を思い出したのにちがいありません…。
だれかと一緒に演奏した体験は、その音とともに記憶に残り、そして、ちょっとしたきっかけで生き生きと思い出されるのでしょう。
平安貴族のセッションでしたが、音楽で大切な瞬間を思い出すという、今も昔も変わらない心の動きが垣間見えました~