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Cafetalk Tutor's Column

Misa.L 講師のコラム

「カエルの子はカエル」はどういう意味?

2024年5月29日

みなさん、こんにちは!日本語教師のMisa.Lです。

最近、カエルが鳴いている声を聞きました。
カエルはどんな鳴き声でしょうか?
日本語では「ケロケロ」「ゲロゲロ」「クヮックヮッ」などと鳴きます。

突然ですが、ここで日本の”ことわざ”を紹介します。
「カエルの子はカエル」
これはどんな意味でしょうか?
これは「子どもの能力や性質は、親に似ている」という意味です。
カエルの子供は、生まれた時はカエルに似ていません。
でも成長して大人になると、結局、親と同じ姿になりますね。

一般的には「親が普通の人なのだから、子どもも普通の人になる。優秀になるわけがない。」という意味で使われます。
「親も子供も優秀じゃない。普通だ。」という意味なので、かなり失礼ですね。
相手に直接言わないように注意してください。

こんなふうに使います。
Aさん:太郎さんの子供は、医学部に合格できなかったそうだよ。
Bさん:カエルの子はカエル。太郎さんは普通の人だから、子供が合格できなくても不思議じゃない。

では、もし太郎さんの子供が医学部に合格できたら、なんと言うでしょうか?

Aさん:太郎さんの子供は、医学部に合格したそうだよ。
Bさん:え?!太郎さんの子供が?太郎さんは全然優秀じゃないのに、トンビがタカを生んだね!

はい。「トンビがタカを生む」と言います。
これは、親は普通なのに、子供がとても優秀だという意味です。
トンビとタカは鳥で、似ています。
でも、トンビは普通の鳥で、タカはカッコよくて、優秀な鳥だと思われています。

今回は、2つのことわざを紹介しました。
動物が出てくることわざがたくさんあります。
勉強してみてくださいね!

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