※「仕事の力」は、仕事のなかでわたしが感じたこと、感じていることをお伝えするコラムです。
人は一生(いっしょう)の間に何回くらい自己紹介(じこしょうかい)をするのでしょう。
私は、七十を過ぎていますが、
初対面(しょたいめん)の人への簡単な自己紹介(じこしょうかい)を除いても
これまでに100回以上の自己紹介(じこしょうかい)をしていると思います。
学生のときは、クラスでの自己紹介(じこしょうかい)、
入社試験での自己紹介(じこしょうかい)、
会社にいたときは、部署(ぶしょ)が変わるたびに自己紹介(じこしょうかい)、
大学で教えていたときは、
毎年新しい授業が始まる時に自己紹介(じこしょうかい)。
ある時、自己紹介(じこしょうかい)の一番大切なことってなんだろう、
と考えてみたことがありました。
言い換えれば、自己紹介の目的とはなんだろう、ということです。
考えてみれば、答えは簡単、
「自分の名前を覚えてもらうことです。」
そんな目で見ていると、
話始めで緊張(きんちょう)しているためか
最初にご自分の名前を言うときに
声が小さい方が多いように思います。
また、名前を覚えてもらうための工夫がないため、
自己紹介(じこしょうかい)が終わっても、
名前が記憶(きおく)に残らない方が多いように思います。
私の名前は、
「小林健一」
とても平凡(へいぼん)な名前です。
あるサイトによると、
「小林」は日本で九番目に多く、
「健一」は二十九番目、
日本で一番多い名前ではありませんが、
私が会社に入った時、
同期に同姓同名(どうせいどうめい)の「小林健一」という人がいました。
私は、平凡(へいぼん)な名前であることを逆手にとって、
平凡(へいぼん)な名前であることを、印象づけて覚えてもらうため、
自己紹介(じこしょうかい)では、
「名字(みょうじ)は日本で9番目、名前は日本で29番目、
平凡(へいぼん)な名前です。」
と言うことにしています。
それで覚えていただけているかどうかわかりませんが、
自己紹介(じこしょうかい)の目的は「名前を覚えてもらうこと」、
「平凡(へいぼん)な名前の小林健一」と覚えて貰えば、
名前を思い出す時に、
平凡(へいぼん)な名前をヒントに、
私の名前を思い出してもらえるかもしれないからです。
ただ、日本で一番多い名字(みょうじ)は
「佐藤」ですから
「佐藤」と覚えられてしまうかも..。
皆さんも、
日本語で自己紹介(じこしょうかい)をすることがあると思います。
日本人には、外国の方の名前は覚えにくいので、
ご自分の名前を、どうすれば
覚えてもらえるか、
一度考えてみたらいかがでしょうか?
※メイン写真およびデータは
名字由来ネットから
https://myoji-yurai.net/prefectureRanking.htm
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KOBA
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