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Cafetalk Tutor's Column

Keisuke.H 讲师的专栏

I was a bocchi.⑥世界を救わない勇者

2024年3月25日

幼少期の回想をしていると嫌な記憶ばかり浮かんでくる。
楽しいことや嬉しいこともそれ以上にあるはずなのだが、
それらは思い出そうとしても思い出せない。
霧に包まれているような感覚で、
手で掴もうとするとフワッと逃げていく。
 
母は教育熱心でアニメを見せてくれなかった。
テレビはニュースやドラマばかりだった。
家にはテレビが1台しかなかったので、
隠れて見ることはできない。
友達の家に行って見るのは格好が悪かったし、
一緒にアニメを見る友達もいなかった。
そこまで興味はなかった。
 
マンガも買ってくれなかった。
自分で買おうにもお小遣いがなかった。
お年玉は没収され貯金された。
だから、私は当時の流行がわからない。
 
ドラゴンボールも見たことがなかった。
『かめはめ波』や『サイヤ人』がどんなものなのかわからなかった。
友達の会話についていけない。
母に言ってもテレビはニュースのままだった。
 
友達とはファミコンで遊んだ。
スーパーファミコンは買ってもらえなかった。
『スーパーマリオブラザーズ3』
『Wit’s』
『エイリアンシンドローム』
『ドラゴンクエスト』
アクションが苦手でボスを倒すことができなかった。
RPGはレベル上げを知らなくて、
ずっと城の近くをうろうろ歩き回っていた。
主人公は世界を救う勇者にはなれなかった。

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