今回はちょっとセンシティブな話題を。
アロマテラピーについて、よく大切な大切なワンチャンや猫ちゃんに対して何かプラスになるようなことができないかと言う観点から、ワンチャンに良いアロマはありませんかと言うご質問などをたまに受けることがあります。
その気持ちものすごくわかります。
私も昔は先代のワンちゃんに対して、免疫力が向上するワンチャン用のアロマテラピー精油なるものを購入し、空間にかおらせていたことがありました。
少しでもナチュラルなイメージなもので、ワンチャンの健康増進につながればいいと言う気持ちが皆さんあるんですよね。ものすごくわかります。
ただ1つ言えるのは…
やはりペットを飼ってらっしゃるご家庭ですと、ディフューザーなどで精油を空間に噴霧させるのは私はお勧めできないということです。
またたとえオーガニックや天然100%とは言え、精油をブレンドしたオイルを使って、ワンチャンをマッサージしたり、トリートメントをすると言うこともお勧めできないかなぁと考えています。
もちろんネット上で調べてみると、ペットに特化したアロマテラピー精油も売ってますし、ペットに対してアロマテラピートリートメントを行うような資格を設けているところもあります。
調べてみると、ペット保険の会社さんですら、こういった精油が良い…と言うオススメを記事でまとめているものを見かけたことがあります。
私はAEAJと言う協会でアロマテラピーの資格を取っていますが、違う団体さんの考え方ですと、アメリカの獣医さんでも使っている人がいるから…ということでオススメされる人もいるようです。
AEAJの見解を下記にまとめます。
これは実際にAEAJのホームページに書かれている言葉です。私もちょっと強い言い方でびっくりしたんですが…
「動物は人間と身体の仕組みが異なるので、ペットに対しては、人間のひとりよがりな考えでアロマテラピーをしないようにご注意いただくことをおすすめいたします。」
との事なのです。
これ以上でも以下でもないと言う立場をとっているんだと思います。
日本ではあくまでも精油は薬や食べ物なのではなく雑貨扱いです。
日本国内でも精油が人間に対して及ぼす様々な作用に対する実験は確かに行われていますが、ペットに対してのエビデンスがきちんととられた論文と言うのは、私個人的にはまだ確認した事はありません。あるのかもしれませんが…なかなか人間に比べて裏付けが取りにくいと言うのはあるのかもしれませんね。
ちなみに、生活の木に精油を買いに行っても、ペットを飼っていらっしゃるお宅は、芳香浴は避けてくださいねと言う注意書きがありました。
私の家にもディフューザーはありますが、ワンチャンや亀ちゃんがいるお部屋では使っていません。
どうしても気分をすっきりさせたくて、リフレッシュしたいときや来客の際は、ワンチャンの手の届かないところで、
ストーンなどにちょっと垂らして、その空間だけで香りをほんの一時的に楽しめるようにするのみです。日常的に香りを噴霧すると言う事はやっておりません。
やはり人間よりも何百倍も何千倍も嗅覚が優れている存在ですし、
特に精油が入ったオイルをなめてしまうと、ダイレクトに内臓に届くわけですが、それが果たして体に良いのか悪いのか、まだ十分なエビデンスも証明されていないというところから、今は、私はなるべく避けておこうかなぁと言う気持ちでおります。
もちろんこれに関しては、ご家庭それぞれの考え方がありますので、何か私が強く主張しているわけでもありません。ご了承くださいね。
ただあくまでも日本の法律上では、精油と言うのは雑貨扱いであり、それ以上でも以下でもないのです。
それ以上の何か薬理的なものを期待されるのはちょっと違うかなぁということだけお伝えしておきますね。
ちょっと今日は踏み込んだ内容をお伝えしましたが、精油の使用に関しては自己責任で、楽しく、ためになる方法でお使いいただけることが1番だと思います^^
#生活の木