こんにちは。元アナウンサーでAEAJ認定アロマセラピストのアンヌはるかです。
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ミルラ、ズバリ、ミイラから来ていると言われています。
かつて古代エジプトでミイラを作成するときに、防腐効果目的で用いられていたそうなのです。
没薬と言う植物で、木の幹に傷をつけて生じた傷からにじみ出る樹液が、元は黄色。空気に触れると赤の褐色に固まり、樹脂となります。
聖書の中で、イエス・キリストが生まれたときに、新しい王様の誕生をお祝いすると言う意味で贈り物が送られたエピソードがありますが、
それが黄金、乳香、没薬。ミルラが含まれていたとのことです。
それぐらい古代から希少なものであったということ。
ドイツの植物研究家のDietrich Gumbel氏による植物観察では、
樹脂のオイルというのは非常に治療効果が高いのでは、という指摘がなされています。
というのは、植物における樹脂の働きは、「木に傷がついたときに樹脂がでて木自身を癒す」というもの。
これを人に適応すると「心身の傷を癒す」ことになるそうです!
確かに実際に使ってみると、ミルラの肌トラブルに対する作用や、精神的な癒し効果に対しても目を見張るものがあります。
実際にアロマテラピー検定の教科書にもしっかり書いてありますが、
ミルラ精油を加えたクリームを塗布した後の肌から皮脂を採取し、紫外線を照射して酸化を促したところ、
抗酸化作用があることが示唆されたと言う論文の研究結果があるのです。
要するに、後炎症作用がつよいと言うこと。肌を保護したり、エイジングケア効果があるとして古くからスキンケアに用いられているエビデンスがあるのです。
かなり固まりやすいですし、香りも独特なので好みが分かれてしまうかもしれませんが
様々な精油との相性自体は悪くないので、エイジングケアの化粧品を手作りする際は、少しブレンドしてみるのが良いのではないでしょうか。 ただし!高い!
#生活の木
では
10ミリ7700円!
私がアロマテラピーを始めた頃は、こんなに高いと言うイメージがありませんでした。
どんどん様々な植物が取れにくくなっている昨今。ミルラも、本当に希少な生物の仲間入りをしていると言うことなのでしょう。