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Cafetalk Tutor's Column

Fukumaru 讲师的专栏

平安時代の庶民の笛|光る君へ

2024年2月19日

NHK大河ドラマ「光る君へ」を毎週見ています。
 
藤原道長たちボーイズグループも、まひろ(のちの紫式部)たちの和歌サロンも仲が良さそう。道長とまひろの絆はもはや揺るがないものになっているようです。人物関係は安定してきて、はらはらする場面はほとんどなく、落ち着いて見られました♪
 
さて、私としては音楽や楽器が気になっているわけですが。
今回は、庶民が楽しむ散楽(さんがく)の場面で珍しい楽器が登場しました。
篠笛(しのぶえ)のような薄茶色の縦笛です。
 
平安時代の音楽というと雅楽(ががく)なのですが、現代の雅楽には薄茶色の笛はありません。雅楽の笛は、桜の樹皮などで巻いて漆で仕上げるので黒い仕上がりになるのです。

でも、今回の笛は薄茶色でした。漆などでコーティングしていない状態と思われます。

この色だと、現行の楽器では、篠笛や尺八があります。でも、篠笛は横笛なので、ちょっとちがいますね。

尺八については、現行の尺八は中世に始まったタイプと言われています。奈良時代から平安時代にかけては、古代尺八(正倉院尺八とも)という尺八があったそうです。

古代尺八の記述は9世紀頃までのようなので、紫式部の時代(西暦1000年頃)であれば、雅楽では尺八は使われなくなっていたでしょう。

でも、貴族が使っていた楽器が、今度は民間で使われていた可能性はあるかもしれません。貴族の活動は記録に残っていますが、庶民の生活は記録が少ないので、想像するしかありませんが…。
 
ドラマの後半では、打毬(だきゅう)が登場し、雅楽器も演奏されていました。とても興味深かったです。長くなりそうなので、これについては、また改めて。

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