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Cafetalk Tutor's Column

KOBA 講師のコラム

[京都徒然(つれづれ)⑲] 京都とジャズ

2024年2月6日

※「京都徒然(つれづれ)」は、わたしが京都にいるときに見たこと、感じたことをお伝えするコラムです。

 ( 徒然(つれづれ)…何もすることがなくぼんやりしていること)

 

「京都とジャズ」と聞くと

意外(いがい)に思う方もいるかもしれませんが、

約50年前、

京都の街にはジャズ喫茶(きっさ)と呼ばれる店がたくさんありました。

このマップは、当時のジャズ喫茶(きっさ)の場所を示していますが、

狭い京都の街に40軒近くのジャズ喫茶(きっさ)がありました。

(KYOTO JAZZKISSA MAP

https://kyotojazzkissa-map.com)

 

ジャズ喫茶(きっさ)と聞いても、

若い方にはどんなところなのかわからないかもしれません。

暗い店内に大きな音でジャズが鳴り響き

お客さんは一杯のコーヒーで

何時間でもジャズを聴いているという

今思えば不思議(ふしぎ)な世界です。

 

私は、ジャズが好きで、

その頃、いろいろな京都のジャス喫茶(きっさ)に通っていました。

地図にあるいくつかのジャズ喫茶(きっさ)でアルバイトもしていました。

 

昼間は、店でコーヒーを運び、

夕食を外で食べて、

またその店にもどって夜中までジャズを聴(き)く。

今では考えられない生活です。

 

ほとんど何も産まない非生産的(ひせいさんてき)な毎日です。

ほとんど瞑想(めいそう)の日々でした。

でも、今は、その時間が、

自分の思う力、考える力を養(やしな)うために

必要な時間だったのではないかと思っています。

 

京都の街は、

そんな学生の生き方を許(ゆる)す街でもありました。

 

京都は古い街ですが、

すき焼きという料理の発祥は京都です。

また、意外(いがい)に思うかもしれませんが

パンの消費量日本一は京都です。

学生が多いということもありますが、
ジャズも、そんな新しいもののひとつとして
(と)り入(い)れられたのかもしれません。

 

古い街なのに、

いつも新しいものを取(と)り入(い)れて

新鮮(しんせん)で刺激(しげき)のある街であり続(つづ)ける、

そんな京都の街が私は好きです。

 

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KOBA
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