為您的日常生活增添色彩。

Cafetalk Tutor's Column

Keisuke.H 講師的專欄

それでも完璧を目指すのか?

2023年12月15日

今回も高1高2生及び保護者向けの内容。

高校3年間で全範囲を完璧に理解するのは無理だと私は思う。
全範囲というのは全科目を大学受験レベルまで仕上げるということ。
医学科に進学した友達によると、
化学は3000時間、
数学は5000時間勉強し続ければ、殆どの問題が解けるらしい。
ただし、この数字に学校の授業は含まない。

他の科目については聞いていなかったので推測すると、
国語が5000時間、
英語が5000時間、
社会が3000時間、
物理が3000時間だから、
理系の場合は合計24,000時間は最低でも必要になる。
高校3年間で割ると1年間8,000時間。
毎日勉強を継続するとして約22時間。
1日24時間だから物理的に不可能だ。

1科目を完璧にしたいという人もこの数字を見ると驚くかもしれない。
完璧にするということはここまで時間を割かなければいけない。
共通テスト満点は余裕で取らなければいけない。

「今回のコラムは上級者向けだから私には関係ない」
と言われそうだがそうではない。
私は初心者向けにこの数字を出した。
というのは、完璧にするにはこれくらい必要だから、
完璧を目指さない方が良いということを伝えたいのだ。

化学を例に出すと、化学基礎と化学で
理論化学、無機化学、有機化学を2年または3年で学習する。
共通テストも二次試験も完璧にしたいなら3000時間は必要だ。
しかし、大抵は授業とか部活とか習い事とかでその時間の確保が難しい。
それなら最初から完璧を目指さないほうが楽だろう。

医学部や旧帝大以上志望の人は別として、
高校生活を楽しみながら大学進学したいなら、
ある程度のレベルで科目のバランスを考えなければいけない。
私なんかは極端な例で、
テスト前は化学に重点を置いていた。化学しか勉強しなかった。
定期テストでもいくら頑張っても満点には辿り着かなかった。
「他の科目を勉強しろよ」
って思うだろう。
それが私が言いたいことだ。

私のミスは2点。
①化学しか勉強しなかったこと。
 90点を100点に上げる勉強時間があれば、
 他のノー勉の科目をもっと上げることができただろう。
②定期考査に標準をあわせていたこと。
 受験は全範囲からの出題だから、
 範囲が狭いテスト対策を繰り返しても付け焼き刃でしかない。

これらは私だけでなく勉強が苦手な人に多い傾向がある。
ノー勉は今すぐ止めろ!
勉強をしない捨て科目は作らないで欲しい。
高3になって受験勉強を始めたときに、
「実は高1の範囲から全くわかりません」
だと重症だ。既に手遅れなのだ。

線上客服諮詢