いつもの生活に世界のスパイスを。

Cafetalk Tutor's Column

Nyx1010 講師のコラム

イタリアの音楽 - シリーズ1 文化遺産

2023年12月10日

皆さん、こんにちは こんばんは。

カフェトーク·イタリア語講師の nyxです。

 

今日はイタリアの音楽 について書きたいと思います。

 

皆さんも知っているように

12月6日に Il canto lirico italiano

イル·カント·リーリコ·イタリアーノ が ユネスコの無形文化遺産

として認められ、登録されました。

 

- applausi - 

 

 

ということで

以下は、Rai のニュースの拙訳です。

 

·

·

·

 

ユネスコが カント·リリコ·イタリアーノ(イタリア·オペラ歌唱)を

無形文化遺産として宣言

- 提出された立候補の中から 委員会の役員である国々による会合での全員一致により

決定がなされた。

 

ユネスコ無形文化遺産の委員会は、カント·リリコ·イタリアーノ の実践を

人類の無形文化遺産の項目として公表した。

宣言はボツワナの国家間の役員の委員会の場で、全員一致によって採択された。

 

今日起こった目標の達成は、

音楽 - より特定してオペラ(歌劇) - イタリア共和国の文化的卓越·財産である - の価値の保護·普及にはじまり、
業界をまとめ、広範囲における仕事上の問題と向き合う目的でもって、

ソロ·オペラ歌手たちが カントーリ·プロフェッショニスティ·デ·イタリアと

名付けられた団体を発足した2011年を興りとした

長く困難な道のりの結果である。

 

アッソリリカの代表でバリトン歌手のロベルト·アッボンダンツァは言う、

2014年に提出され、- オペラ·リリカ·イタリアーナ - 起源からヨーロッパにおける経緯まで - と題された
1回目の書類が却下された後、

立候補は、オペラ芸術家·イタリアの劇場の労働者·学生や国立音楽院の教授、そして特に
オペラ·レパートリーの愛好家の間に、多大な反響を見た。

私たちは提案者の集団の輪を、オペラ公演·また一般的にイタリアで音楽を企画する
公的·組織的な主体にも広げる必要を理解した。
アッソリリカは署名を募り、公的機関も組織に参加できるように、
またこの素晴らしい承認をともに達成できるように働きかけた。

·

·

·

 

いかがでしょうか。

 

すでに 日本のメディアも、とり上げていますが

 

イタリア語の記事をそのまま 直訳に近いかたちで紹介しているので、

おもしろいと思ってもらえたら、と思っています。

 

 

2日ほど自分の中で 寝かせてみて、意見を考えてみた上で

個人的には

 

初稿にある オペラ·リリカ と カント·リリコ

だと

2つの違う技術を指す( - オペラだと、歌だけでなく さらに舞台にかかわる

全ての技術を含むからです)

 

と思っていたのですが

 

スカラ座の総裁、アート·ディレクターであるドミニク·マイヤー氏

の会見をはじめ

イタリア人の反応をみていると、 

 わりと

  なんだかどっちも混じっている、 という感じにみえます。

 

 

     些細な違い でしょうか。

 

オペラが文化として続いていけば、それでいいか、とは思います。
 

 

明日から、わたしも オペラの小さい役で演奏の仕事をもらい

ミラノを一週間、離れることになっています。

 

 

この出来事を 機会に、

 

皆さんもイタリア·オペラを1曲 聴いてみてください。

 

イタリア語の勉強にもなります!

 

次回のコラムもお楽しみに:-)


お気軽にご質問ください!