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Cafetalk Tutor's Column

KOBA 講師のコラム

[仕事の力⑪]「分ける」ことは「分かる」こと

2023年11月30日

 ※「仕事の力」は、仕事のなかでわたしが感じたこと、感じていることをお伝えするコラムです。

 

「分ける」ことは「分かる」こと、という言葉があります。

 

仕事中、

頭の中が混乱(こんらん)して、

何が一番重要なことなのか、

まず何をしなければならないのか、

わからなくなることがあります。

 

そんなとき、大切なことは、

頭の中を飛び回るいろいろなことを

一度分けてみることです。

 

私はマーケティングの仕事をしていましたが、

たとえば、

ある商品の売れ行きが悪いとき、

何が問題なのかを考えます。

もちろん

さまざまな理由が考えられます。

 

商品のパッケージが悪いのか、

値段(ねだん)が高すぎるのか、

広告が消費者(しょうひしゃ)の心をとらえていないのか、

考えられることを一度すべて書き出して、

いくつかに分けてみることはとても大切です。

 

すべてを書き出すことによって、

現状を、客観的に(クールに)見ることができます。

 

商品の問題、価格(かかく)の問題、売り場の問題、広告の問題、他社商品の問題…

 

また、分けてみることで、

それぞれについてゆっくり考えることができます。

 

アリストテレスも、

世界を土・水・空気・火の四つの要素に分けることで

世の中を理解しようとしました。

 

分けてみて、理解する、

これは人間の古くからの知恵(ちえ)です。

 

自分はなぜモテないのか、あるいはなぜモテるのか(笑)、

自分はこれからどのように生きればいいのか、

子供の教育はどうすればいいのか、

環境問題(かんきょうもんだい)はどのように解決すべきなのか、

どんなことでも、

一度考えられることをすべて書き出して、

似たものを集め、整理することで

解決(かいけつ)の糸口が見つかります

 

もちろん、分けただけでは、解決(かいけつ)にななりません。

あくまで糸口が見つかるということです。

 

でも、考えられることをすべて書き出して
分けてみることで、

全体が見える、

それがとても大切なことだと思います。

 

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KOBA
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