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Cafetalk Tutor's Column

KOBA 讲师的专栏

[仕事の力⑩] なんのために仕事をするのか

2023年10月4日

※「仕事の力」は、仕事のなかでわたしが感じたこと、感じていることをお伝えするコラムです。

 

私は、約40年間、広告会社や大学で仕事をしてきました。

 

時に、なんのために仕事をしてるんだろう、

と思うことがありました。

 

もちろん、生きていくためには、

仕事をしてお金を稼(かせ)がなければなりません。

 

でも、ある程度、仕事が安定してくると、

本当に「生きる」ためだけに仕事をしてるんだろうか、

自分にとって仕事をする意味とか目的って何(なん)なんだろうか、

と考えてしまいます。

 

「地位」のため、「名誉」のため、

「もっとお金を稼ぐ」ため、「生活を豊かにする」ため、

「家族」のため、「社会」のため、

「自分を成長させるため」

「ただ楽しく時間を過(す)ごせるから」…

いろいろ考えましたが、

どれも、自分の気持ちにピッタリ合(あ)いません。

 

そんな時に、

以前にもご紹介した、

司馬遼太郎の「草原の記(き)」という本に出会いました。

 

その本の中に、

チンギス・ハーンの子供

オゴタイ・ハーンの次のような言葉が記されていました。

 

「財宝が何であろう。金銭がなんであろう。

 この世にあるものはすべて過(す)ぎゆく」

「永遠なるものとはなにか。

 それは人間の記憶(きおく)である」

 

(いさぎよ)い生き方だと思いました。

 

確かに、モンゴルの、広い草原を移動する生活では、

金銀財宝(きんぎんざいほう)に意味はありません。

地位も名誉も、死ねばその人にとって意味はありません。

 

でも、人々の記憶(きおく)に残ること、

それは、ある意味で、

いつまでも自分が生き続(つづ)けることです。

 

いい仕事と出会うこと、いい仲間と出会うこと、

そして、自分と仲間の記憶(きおく)に、いい思い出として残(のこ)すこと、

仕事の意味、生きる意味というのはそういうことではないかと、

初めて腑(ふ)に落(お)ちました。

 

もちろん、

私は、後世(こうせい)に残るような大きな仕事をしたわけではありません。

でも、自分と、自分が触(ふ)れ合(あ)った人々の記憶(きおく)の中に、

自分や、自分の仕事が残ること、

それは素敵(すてき)なことだと思います。

 

Cafetalkのレッスンも、

私と出会って、よかったと思ってもらうこと、

私と出会って、生徒さんが夢の実現に少し近(ちか)づくこと、

それを、いつも考えています。

 

もちろん、「仕事をする意味」「生きる意味」は、

人によって違(ちが)います。

(ちが)うのが当然だと思います。

 

でも、それを考えることで、

毎日の仕事が、

少し違(ちが)って見えてくるのではないでしょうか。

 

 

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KOBA
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