音楽やそれ以外でも…
色々な場面で出くわす
“上手い”
って言葉
それって一体なんだろう?ってことを考えてみよう
と思います。
まぁ余りに広い分野で考えても途方もないので
今回は音楽…
その中でも楽器演奏というところを前提として
書いていこうかな。
一度話の前置きとして
音楽ってどんなものかな…というところも書いて
いきます。
これは今回の話の中での僕の考える設定なので
絶対的なものではないですが
まず音楽とは…
①時間の進行に対して
②音が鳴っていて
③それが心地良く聴こえるよう配置されている
このようなものとして考えていきます。
時間は間違いなく進みますもんね?
それに合わせて指定のテンポがあり
音が鳴っていきますもんね?
そしてスタイルは色々あれど基本的には
そのスタイルの中での“心地良い”を
目指して音が配置されてますもんね?
とりあえずこのような設定でいきましょう。
さてさて冒頭にありました“上手い”
この言葉なのですが主に演奏の「技術」が
高いことを表現する際に使われることが
多い印象です。
そしてこういったケースだと「技術」とは
・複雑な指の動き
・素早い指の動き
を指していることが多いです。
でもこの“上手い”の定義だと
先程仮定していた「技術」を要さない音楽は
“下手”ってことになる?
ダメな音楽?
それでですね…
僕は思うのです。
音楽における“上手い”って言葉は
その音楽が持つ“魅力を伝えるのが上手い”
ってことかなと。
音楽はジャンルというかね
様々な歴史やスタイルがあるわけです。
そして其々に魅力があるわけです。
その中で使われてきた音階、リズム、技術、表現
そういった音楽を構成する要素に対して
十分な理解とリスペクトがあって
更にはその音楽が持つ
“心地良さ”を弾き手と聴衆で共有出来る
そんな演奏を“上手い”って定義すると
技術という一要素の枠から飛び出して
スッと心に据えておけるかなと僕は想うのです。
こういった捉え方も含めて音楽や思考とは
その人なりの“道”を深めていくものだと思うので
自分なりの考え方の軸に沿って楽しんで頂けると
嬉しいです。