ワタフタさんの激励もあり就活最前線に戻る。
今度は下ではなく前を向きながら歩く。
3月。
今度は下ではなく前を向きながら歩く。
3月。
2社の水産加工会社の採用試験を受けた。
そのうち1社で圧迫面接を経験した。
社長室のような場所に案内されて入ると、
そこには役員らしい年配の人が10人くらいソファに座って寛いでいる。
1対10の完璧なアウェーである。
「アルバイトに水産加工会社で働いた経験があるって書いているよね?」
「そこで採用してもらえばよかったじゃん」
10人がゲラゲラ笑う。
何とか言い訳するも、努力虚しく3分間で退出することになった。
勿論結果は不採用。
お祈りメールが定型文で届くだけ。
これは強がりだけどその会社は採用されても行きたくなかった。
雰囲気・態度が悪過ぎる。
受かれば何処にでも行くつもりだったが、
流石にこの圧迫会社には行きたくなかった。
「誰か私を拾ってくれ!」
そう思いながらも働く会社を選んでいた。
企業が採用試験で就活生を選ぶように、
就活生もまた企業を選ぶ権利がある。
金銭的に余裕が全くなければ仕方ないが、
そうでなければ会社を選ぶことは必要だと思う。
その後何年もその会社で働くのは自分なんだから。
連敗で気が滅入ってくる。
でも、延々と採用されるまで続く。