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Cafetalk Tutor's Column

Tomoyo.Muramatsu 講師のコラム

滝から落ちた。でも生きてる。その1

2023年8月12日

ある夏の日の話

死んでもおかしくない体験をしました


わたし、滝から落ちたんです。


ほんとに
正真正銘の滝

伊豆の七滝(ななだる)のひとつ、
「蛇滝(へびだる)」に。


**************


時代は
平成になってまだ数年

私は大学を卒業して
音楽事務所へ就職したばかりの
ピカピカ新入社員♪


その夏
社員旅行で伊豆を訪れていたんです


帰る日の朝
社員みんなで宿から歩いて行ける
「伊豆の七滝めぐり」を
気持ちよ~くしていました♪


歩きながらいくつも滝を眺め
途中途中で岩のごつごつする
川辺も歩いてみたりと楽しんでいて

いくつ目かの滝を過ぎたあと
みんなで少し休もうということになり
川のそばに座って涼んでいました


もう行こうと立ち上がったとき

石についたコケを踏んでしまい
ツルッと滑って
川にドボン!!


ぎゃあああーーーーー!!


と悲鳴を上げながら
あっという間に
川の流れに巻き込まれてしまったのです


このとき考えていたこと


「やばっ!この先滝がある!」



****************



落ちたらかなりヤバいことは
そんな経験なくても想像つきますよね笑


本気で落ちるのを食い止めようと

焦りながらも
右手・左手と交互に手を出して

川沿いの岩を掴もうと頑張った!



でもダメだった・・・(-_-;)



岩はめちゃめちゃ滑るわ
流れはどんどん速くなるわで


もはやなす術無し。


川の流れる方向に体が向いていたので

もうすぐそこに滝が迫ってると
気づいてしまった!




あがくのを諦め
私は咄嗟に何をしたか?


前向いて落ちたらなおヤバい


と判断して



背中から落ちよう!と決断。



きっとこの一瞬の私の顔は

「バックトゥザフューチャー」のドクが
外れたケーブルを急いでつなぐために
時計台から滑り降りる決心をした時のような

キリっとした表情に変わったに違いない。




迷う時間は無いので
思いっきり流れに対して
後ろ向きになるように

ぐるっと半回転したのです



そのまま
ものすごい水量と勢いの
滝の中へ。。。




*************


滝に落ちながら
左足の靴が脱げるのがわかりました


滝から落ちているのはほんの一瞬。


でもその瞬間にも
色んな感覚や
色んな考えで

脳はバキバキに働いてる!


川辺で滑ってから
生還するまでのことを

ものすごく詳細に覚えているんですよ



周りの景色とかではなくて

自分が考えたことや
取った行動のことを。


実は

滝に落ちている
正に「真っ最中」の時、


左の靴が脱げたと
認識しながら


もう一つ


あることをしていました笑


今生きてるから
笑って話せるんですけどね。


この続きは
また次のコラムで♪

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