『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』
私は旧版も合わせると5冊も購入した。
1時間くらいのウェブテストを受けることで、
自分の長所を客観的に分析できる本だ。
短所を克服するのではなく、長所を上手く伸ばしていこうというもの。
特に自分に自信がない浪人生や就活生にオススメだ。
かくいう私も大学を3回留年して自信とやる気を喪失したときがあった。
短所なら沢山出てくるけど、長所はわからなかった。
そんなときに社会人の音ゲー友達に勧められたのがこの本。
購入したは良いものの、なかなかテストを受けなかった。
テストを受けたのは大学卒業後の4月。
やっとの思いで卒業したが、就職先がないときだ。
少しでもプラスになれば良いなと思って受けた。
全部で34の特徴のうち上位5つが特徴的な性質として結果が出た。
ポジティブ、責任感、適応性、最上指向、親密性。
自覚している部分もあったが、意外な側面もまた発見できた。
当時の私は自分自身がポジティブだとは思わなかったが、
そう考える部分がどこかにあったのだろう。
責任感、最上指向、親密性は予想通りだった。
さらに、塾講師時代の2019年に新版を購入。
またウェブテストを受けてみると今度は、
学習欲、戦略性、達成欲、着想、親密性、になった。
これはテスト結果が間違っているのではなく、
少しずつ長所が変わってきたということだ。
学習欲。
当時は有機化学の東大模試を解いたり過去問を集めたり作問したりと
需要を無視して好きな有機化学に没頭していた。
仕事とも一部被っていたがそこまで必要かと言われるとNOだ。
そんな私に学習欲という単語はピッタリだった。
残り3冊は生徒に渡した。
メンタル弱々の浪人生にPCでテストを受けさせて印刷しプレゼント。
「こんなに良いところがあるじゃないか。悲観するなよ」
そんなことを言って私から見た生徒の長所を話した。
そう言うと生徒は照れ笑いをした。
私の結果も見せるとさらに納得していた。
今はネット上で無料で受けられる性格診断なんかもある。
職業訓練所でも受けたことがあるが、この本が一番合ってると私は思う。
占いやスピリチュアルな方法で診断されるのも良いかもしれないが、
自己分析にはぜひこの本を推薦したい。
人間誰でも短所があれば長所がある。
自分の嫌な部分ばかり見てないで良いところにも目を向けようぜ!