ですから、私は基本旅行にはでかけないのですが、今年は珍しく、毎日晴天で、聖週間のパレードはすべて滞りなく行われたようです。
聖週間はイエスキリストの復活祭なので、町々では、復活祭のパレードがおこなわれ、それに出される神輿は、マリア様の像や、イエスキリストの像が乗っています。
今年はそのきれいに飾られたマリア像やキリスト像をマドリードの町まで見に行きました。
普通なら、午前中や、ミサの時しか開けない教会もあいているので、この時期、教会巡りは楽しいです。
敬虔な信者にはこの時期は神聖な時期でもあるのでいろいろな行事をするようですが、
マドリ―ドは外国人観光客でいっぱいでした。(そして、マドリードに住む人々は外にでかけるようで、あまりスペイン語が聞こえない(笑))
という感じです。
聖週間はどこも混むのででかけないのですが、とてもお天気がよかったので、マドリードから北西に250キロぐらい行ったところにあるPalencia という町に一泊旅行してきました。
まだ行ったことがない町でしたが、とても見ごたえのある旧市街が素晴らしい町でした。そこに行った目的は大聖堂をみることでした。
スペインの三大大聖堂といえば、トレド、セビリア、ブルゴス、あたりがガイドブックに出てくると思うのですが、ここの大聖堂は、面積ではスペインで3番目に大きな建物だとか。そのうえ大聖堂建設においては一番最初に始まったとのこと。そして、最近まで手を入れられていたようなので、
ありとあらゆる時代の部分があり、素晴らしかったですね。
地下礼拝堂は5,6世紀の西ゴートじだいのものから、ロマネスク、ゴシック、バロック、ルネッサンス、古典様式まで多様な様式の礼拝堂がずらっとならび、タピストリーがかかっていたり、銀の大きな聖体顕示台まであっておどろきました。
旧市街にも多くの教会や、興味深い建物があり、歩くのも楽しく、それでいてそれほど大きくなく、良かったです。
村に一泊するのはいいですよね。夜の散歩が楽しいです。あちこち間接照明してあって、とても幻想的です。そして、小さな町なので安全です。
そろそろお出かけにはいい時期になってきましたから、またどこかに出かけたいですね。