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ドイツ来て20年

2023-04-20

今日、小さな八重桜が咲いていました!
まだ他のところではこれからですね。 
 
4月半ばで、なんとドイツに来てから20年が経ちました。
来た日のことも少し前のことのように覚えているし、
そんなに経った気はしないのですが・・・
日本に帰ると今の日本は全くわからず、
全く付いていけなくなっていて、浦島状態・・・
それだけの年月が経ったということなんでしょうね。 

この写真はドイツに来て3日目くらい、
イースター前の聖の金曜日、気温4度くらいの寒い日、
当時の家から徒歩0分、ベルリン・シャルロッテンブルク宮殿のお庭を散歩した時のもの。
今日と1日くらいずれはあるかもしれませんが、ほぼ20年前の写真ですね。

ドイツ来てからの年月はそんなに変わった気はしていなかったのですが、
この1年ですごく色々なことが変わりましたね。。。
去年の5月くらいから物価が上がってきたのを感じて
どんどん止まらない物価上昇。
最近の野菜のお値段は恐ろしいものです。
気付けば、2〜3倍の値段になっているような・・・
買いたいけど買えない。。。
今日も久し振りの朝市に行けて少しウキウキでしたが、
大根を買おうと手に取ったものの、、、諦めてしまいました。

話は戻って、ドイツに来た頃、20年前のドイツのこと、
少し思い出せる範囲で書いてみます。

日本から来た私は、初めて自分専用のデジカメを買ってきました。
その頃、デジカメで撮ることは普通でしたが、
まだデジカメからのプリントは色合いが悪かったですね。
そしてドイツでは、なんと!!!

写ルンです!があったのです。

今の若い子たちは知らないでしょうね。笑 
私の小学生の頃に日本にあった使い捨てカメラ。
富士フィルムが出していたと思います。緑と白の色だったので。 
カメラの覗くところにはレンズがなく、ただの穴が開いていて
それでも一応写真が撮れるものでした。
旅行先などでカメラがなかったら、その場で買って撮れる! 
そのままカメラを 写真屋さんに渡すとネガとプリントした写真が出来上がり。

その写ルンです!という使い捨てカメラが、もう日本にはないのに
ドイツで忘れた頃にまた出会うとは!
笑えたけど、数回買って現像に出しました。
デジカメの印刷は色が悪いから。


 
あと、20年前のドイツといえば・・・
今やこちらもインターネットでレッスンができるようになりましたが、
当時、日本はISDN(だったかしら・・・ )で
学生時代はネットでチェットなどよくやっていて
打つスピードだけは鍛えられました。
私は喋りや行動は遅いので
普段の友達には今でもチャットすると
タイピングだけ速いので付いていけないと言われることも。。。笑

20年前のドイツにはそんな速い回線はほぼ通ってなくて
日本からの留学生たちは電話線引っこ抜いて
それをノートパソコンに差してダイヤルアップで繋いでいました。
☎️ピッポッパ・・・

その繋ぎ方だと日本からの留学生は無料で繋げたからなのですが
学生時代を過ごしたドレスデンでISDNのような回線は
地下を掘って線を入れないといけないらしく、
まだその工事がされていないという話を聞きました。
私たちは、ここはまだ21世紀が来ていない、とよく言ってました。 


ちなみに携帯も当時iモードというのがドイツにもあるにはあったのですが
日本のようにカラーの画面だ出るような携帯を持っている人はいなくて
昔の2段だけ数字とアルファベットが並ぶだけの白黒のもの。
しかも、そのような携帯は10年近く前まで普通に使われていました。
何十年遅れているんだろう、この国は・・・と思っていたのに
2010年頃にスマートフォンが出てからだんだん普及率も高くなり、
数年で一気に追いついた感じでした。
今ではスマホを持っていない人はいないでしょうね。


こう書き出すと、それなりに年月過ぎてたのかもしれませんねぇ。



”食”の話

ドイツへ来た頃は、フランスがお隣りの国なはずなのに・・・?
と思うくらい、遠く感じました。
というのも、日本には世界中の美味しいものが入ってきているので
特にフランスのもの、クロワッサンだとか普通に目にするものでしたが
ドイツでクロワッサン、しかも美味しいものはどこにあるのだろう?という時代でした。
勿論、日本のようなフランスケーキはドイツにはありませんでした。
(今は元日本人チェリストがパティシエになって
ベルリンでお店を出しているらしく、
フランスらしいケーキが食べられるようです!
私も早く行ってみたい!!!)
 
あとシュパーゲル!!
アスパラのことですが、日本でアスパラというと緑しか見たことがなかったのですが
ドイツのシュパーゲルは、白!!
今の時期〜6月までがドイツでのシュパーゲルの美味しい季節ですが
ドイツ産の太いシュパーゲルが美味しいんです。
それを育てるために芽が出てきたらどんどん土をかけていく。
お日様に当たらないようにするのですね。

この国には緑のシュパーゲルなんて存在しなかったのです。
20年前は!!!

なのに、今は緑を普通に見かけるようになりました。 
ここ数年、緑を見るたびに目を丸くしていた私。
ドイツ人は緑のシュパーゲルをどうやって食べているのかしら・・・
リゾットもいいですね。

白のシュパーゲルは茹でて
オランダソースまたはバターソースで食べるのが一般的ですが
皮を剥いて茹でます。その皮も出汁に使います。
この出汁を使ってシュパーゲルリゾットにします。
 

食の話になると止まらないから、、、
この辺にしておきます。笑

よく生徒さんとも食の話になって、長くなりそうになります・・・
食べ物の話は食べること好きな人にとっては尽きないですね。

シュパーゲルの写真は前のコラムに載せてるので、こちらをご参考に

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