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Cafetalk Tutor's Column

A Suzuki 讲师的专栏

イスタンブールの隅っこで ~テラスでチャイ、つれづれ便り②~ 

2023年3月28日

皆さま、こんにちは。トルコのイスタンブール在住18年のSuzukiです。
私のお気に入りの場所=我が家のテラスでお茶(チャイ)を飲みつつ、心にうつりゆくよしなしごとを時折つぶやいております。

まさに「三寒四温」。まるで冬に逆戻りしたような寒さの中、なかなかテラスでお茶ができません。気づけば2週間前は蕾だった我が家の桃が咲いていました。



すでに受粉を終えた花もたくさんありました。どうして受粉したと分かるのかって?桃の花は受粉前後で花の色が変わるんだそうですよ。
上の写真は受粉前。雄しべや花の中心は白っぽいピンクです。それに対して下の写真は受粉後。


同じ一本の木に咲いている花ですが、こちらは雄しべや花の中心は濃いピンクです。今年も白桃がいくつか食べられそうです。良かった良かった。私はこういった雑学が大好きです。


雑学と言えば…蜂ですよ。これからの季節、我が家のテラスには数種類の蜂がわんさかやって来ます。チャイ(茶)を飲みながら花の上に飛び交う蜂を眺め、毎年ふと湧く疑問「この蜂はどこから来てるんだろう…」。
今年こそは忘れないうちに、と早速ネットで検索したところ、ミツバチ、足長バチなど、蜂の行動範囲は1~3㎞だそうです(←雑学?)。
1~3㎞…つまり徒歩10~40分の範囲……思わずテラスから我が家の周囲を見渡します。…どこに緑があると言うんだ?(↓テラスからの風景)

蜂の行動範囲って10㎞くらいかと勝手に思い込んでいたよ。うちの周囲には緑がないから。まさかの1~3㎞とは。…ひょっとして私が気づいていないだけで、うちの屋根裏とか巣でも作られてるのかな?それならハチミツを分けてもらえないかな?いや…まさかな。ないない。


ところでこの街並み…本当に道もくねくねごちゃごちゃ、救急車や消防車がスムーズに走れない。…茶を飲みながら、連想ゲームのように思考が続いていきます。
救急車と言えば「ドップラー効果」。救急車とすれ違う瞬間にサイレンの音が変わる、あの現象です。しかし悲しいことに、トルコに来てから私は一度もあれを耳にしたことがないのです。
「この街並みじゃ救急車が一直線に猛スピードで走り抜けることがないからなぁ。無理もない…」と思っていたのですが……先日、高速道路で救急車とすれ違った時にも、あの現象が起きなかったのです!!!
その後も二度ほど救急車やパトカーとすれ違うも、やはり体感できず「なぜだ~~!!なぜ救急車とすれ違ったのにサイレンの音が変わらない~?!」と悲しむ私に、娘ちゃんと息子くんは「言われてみれば、ちょっとは音が変わっていたかもよ?」と慰めの言葉をかけてくれます。…解せん。

え?でも、本当になんで??日本の高校、物理の授業で「ドップラー効果と言えば、救急車とすれ違う時の…」と言えば皆「あれか~!」となったのに、トルコでは「そんなの聞いたことある?」という反応に。そもそもトルコの物理の教科書に「ドップラー効果」って載ってるのか?
トルコの救急車は音が変わらない?それとも音が変わるのは実は日本だけ??他の国はどうなんだろう?せっかくの世界規模のカフェトーク、ここでアンケート集計とかできないかな??「私の住んでいる国ではサイレンの音変わりますよ~」って。

理論と実現象の差を嚙みしめつつ、やるせない気分のSuzukiです。…どなたか、このコラムを見てくれた方で、理由を知っている方がいらっしゃったら…教えて下さい~(泣)

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