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Cafetalk Tutor's Column

Rubrica di Ichiro

良寛さんの恋。

Mar 23, 2023

春の日に、日が暮れるまで、子供と毬をついて遊んだ・・・。
というイメージの良寛さんも、恋をした。
貞心尼という若い女性が、良寛さんの前に現れたのである。
良寛さんの歌を読み、尊敬していた貞心尼は、情熱的に良寛さんに迫った。
初めのうちは躊躇していた良寛さんも、

君やわするる道やかくるるこのごろは
           待てど暮らせどおとづれのなき
(あなたはもうここへ来る道を忘れてしまったのですか、                               
 それとも道のほうが隠れてしまったのですか、いくら待っても来てくれないのですね)
と、恋心をいだくようになった。
 自由人、良寛さんの、別の一面である。

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