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Cafetalk Tutor's Column

Toria 講師のコラム

でこぼこ道を歩き始める~カナダへの道⑯

2023年2月21日

*カナダへの道【前半】を読む
*いざ!カナダへ⑬
*想像と現実⑭
*未知なる道へ⑮

あ! ここで、すこし
「なぜ、カナダへ~」という話を書いておこう。

日本の食品商社で働いていた頃
わたしの輝かしい経歴と言えば
カナダ産ホッキ貝の輸入・販売量で業界1位の偉業を獲った事。
ホッキ貝こそ、わたしとカナダを繋いだものであり
このホッキ貝の供給元こそ、わたしが憧れたカナダの大手水産会社CW社だった。

なんとも単純かもしれないが
出張でカナダCW社へ視察するたび、会社のロゴからオフィス、工場
そして、そこに居る人たちまで
洗練されていて、格好良く見えた。
そして、この会社の製品の輸入・販売に関わる中で
わたしはポンコツOLから脱する事が出来、仕事の遣り甲斐や達成感を得た。

言うなれば…
一方的に、ホッキ貝愛とCW社愛が深まっていき
いつか、CW社で働きたい!と思うようになった。
 

ところが、CW社は労働ビザや永住権取得のサポートはしないというポリシーゆえ
とうてい、私にはチャンスがない。
しかし、何とかしてCW社にたどり着きたい!
その一心で、ワーキングホリデービザを取得し
カナダで日系企業に就職した。 

わたしの最終目標はCW社。
そのために、Kトレーディングで働き
ワーキングホリデービザからワークビザ、永住権取得を考えていた。

さて、話は戻り…
17
日間のケベック出張から戻り3日後
わたしはニューファンドランド州に居た…。

それというのも、わたしが日本で面識のあった水産商社G社が
CW
社でのホッキ貝工場の生産現場での技術指導や管理、検品の仕事を
Kトレーディンに依頼してきたのだ。
担当者は全面的にToriaと言う条件で始まったこの仕事。
わたしは年間を通して
CW社のニューファンドランド州とノバスコシア州の工場を行き来する事になる。

当時も今も、女性で水産現場の技術指導者という仕事は皆無。

作業着と長靴を履いて、寒い水産工場内や
マイナス25度以上の冷凍庫に入る仕事は
過酷としか言いようが無い。
 

だが・・・
わたしは
ここから始めるしかなかった。

30歳の春の景色。

それは、思っても見なかった”でこぼこ道”。
綺麗に舗装された道ばかりを歩いてきたわたしには
それは、しんどかった…


Def Tech 「My Way」(2005)

東京生まれ東京育ち。
大手商社で、綺麗に舗装された道を歩いていたのが
カナダの片田舎のでこぼこ道に
いきなり放り出されたワケです。
というか、自分が選んだ道ですね。
さてさて、ここから益々大変な「わたし」~続きを読む

TORIA (o ̄∇ ̄)/

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