今年の夏休みは、さすがにこちらスペインでもほとんどの人々がバカンスにでかけ、海外へ出かけた人もたくさんいました。反対にスペインに訪れる外国人も多かったようです。

それでも今年の夏、私はなかなか出かける気になりませんでした。というのも今年の夏、スペインは6月から40度の猛暑になり、その後も暑さがそれほどゆるまず、雨も全く降らなかったので、山火事があちこちで起こっていたのです。それも例年のような数か所の火事ではなく、スペイン全国で何十か所も同時に火事になるという、とても恐ろしい、大変な年でした。

でも先週末の金曜日から二泊三日でスペインのサモラ県にあるとてもかわいい村、プエブラデサナブリアに行ってきました。今回はお友達がいっしょに行ってくれたので、食事もおいしいものが食べられ、とても楽しい旅行でした。

ここサナブリアはスペイン内陸部、ガリシアに近い場所にあり、マドリードからは車で4時間近くかかります。内陸部にしては、バカンス客が多かったのは、近くに大きな湖があり、そこが、ビーチになっていて、船まで出ていたのです。私と友達はどちらかというと、村巡りに専念し、修道院、お城、城壁などをいろいろ見て回りました。この辺りは、ロマネスク様式や、前ロマネスクなど、とても古い建物が多くて、興味深かったです。

そして、内陸部であるにも関わらず、食事は魚介類が多く、ガリシアの影響があると感じました。

最近私は夜よく見えないので、車を運転しないことにしていたのですが、今回はお友達と一緒にいったので、夜も動け、夜景も楽しめ、感動的でした。

スペインの町、村は夜が美しいです。間接照明の効果か、とても幻想的ですね。
今年の思い出ができて、よかったな。と思いました。