私の好きなスイーツ、
最近はできるだけ甘いものは食べないようにしている。
ましてや、ケーキは極力1年に一回ぐらいにしようと努力している。
でも、私がここスペインにいてどうしても食べたくなるのが、クリスマス時期にだけ出てくるお菓子。
スペイン語で、ロスコンデレイジェス Roscon de reyes である。
このお菓子は、ケーキのようだが実は菓子パンの上に砂糖漬けにしたフルーツを乗せて焼いたもので、最近はこれを二つに切ってその間にクリームを入れるのが主流になっている。
スペインではクリスマスの時期はキリスト教の宗教祭としてのお祝いがあり、東方の三賢人が生まれたばかりのキリストに贈り物をしに来た日が1月5日の夜なのでその時に盛大なパレードがでます。そして次の日に家族集まって食べるのがこのロスコンデレイジェスです。
でも12月になれば、あちこちで売り始めます。
このロスコン、これは、ただのお菓子ではなく、この中には小さな人形と黒豆がしこまれて焼かれます。
食べるときになって、この人形に当たれば、運がよく、豆にあたれば、その人がこのお菓子の支払いをする。のような習慣があるそうです。
私には個人的に このお菓子が、昔懐かしのきめの粗い菓子パンを思い起こさせるのです。そして、フルーツの砂糖ずけが微妙にあまく、クリームもそれほど甘くないため、食べやすく、癖になるおいしさだとおもっています。
最近はテニスのお友達の手作りロスコンにはまっていて、ここ数年は私のリクエストで、12月にはテニスのみんなとテニスの後にロスコンを食べるパーティーをしています。
これは手作りロスコンです。