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Bossa Nova Style 3 解説

2022-04-26

今回はYouTubeで公開している企画
『オシャレレ』
のBossa Nova Style #3 のフレーズの解説です。
今回のフレーズは
Key Em
EmーEmーA7ーA7

①冒頭がⅠ mのEmから始まります。      こちらもボサノバの定番進行なので、この進行を弾いた事のある方は、最初のⅠ mを弾いた段階で次の流れが感じられて気分が入り込めますね。

②2小節目ではコード・トーン+αのアルペジオのフレーズです。              
1弦2Fからの1弦開放弦(A音)がEm上の11になります。その後はコードの構成音となっています。最後の1弦5Fの音はレ(D音)なので、Em上の7に該当しますね。

③3小節目ではA7が登場します。トップノートを1弦4FのC♯音にしています。通常のKey Em上のⅣだと考えるとA7ではなくAm7なのですが、ボサノバのこういった進行では、key EmをEドリアンと考える事ができます。そうすると第6音のド(C音)が半音上がるのでA7が機能するわけです。ここで僕は「なぜ急にドリアンが出てくるの?」と以前考えていたのですが、この辺りは民族音楽の発達した地域で使われていた音階の影響が大きいので、「こういう音楽」として捉えておくとよいかと思います。

④4小節目では、素早いハンマリング+プリングのフレーズが出てきます。1弦の開放弦からスタートし、素早く1弦2Fをハンマリングして、その後プリングで開放弦の音を鳴らします。スピード感が出る箇所ですが、同時に音色が粗くなってしまいがちな場所でもあります。意図して粗くする以外は、出来るだけ丁寧にコントロールされた音色の方が聴感的にも良いと思いますので、ゆっくり練習して意識がフレーズの細部まで行き渡るようにしましょう。

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