心の三部作③ 想いだけでは届かないよ
今日は明るいお話ではないです。ご注意を。
夢、希望、愛、勇気。
目標に向かったときに心で思うものです。
別にそういったものを全否定する気はなく、
いくら強く思ってもそれだけでは無理なことがあることだけ覚えておいて欲しいです。
例えば夢。
「将来◯◯になりたい」
みなさんは小さい頃の将来の夢は叶いましたか?
子どもの頃の自分に自慢できますか?
私は小さい頃描いていた将来像とは大分かけ離れてしまいました。
恥ずかしながら順風満帆エリートコース直進だと思っていました。
いつか挫折はするものです。思ったほど上手くは行きませんでした。
例えば愛。
「△△さんが好き」
でも相手はあなたのことを全く好きではないことがあります。
いくら距離が近くても他人です。
相手を全部まるっと理解することはできませんし、
相手に全部わかってもらうことも不可能です。
人間関係は上手くいかないことが結構あると思います。
いくら熱い思いがあろうとできないことがあります。
では、無駄だから止めた方が良いということですか?
いいえ、違います。
その目標に向かって努力することが必要なのです。
例えば入試。
「あの学校に合格したい」
そう思っても勉強しなければ合格は難しいでしょう。
目標が現在の自分と遠ければ遠いほど努力が必要です。
現在の合格可能性が低ければ当日までに必死で勉強すれば良いだけです。
判定が悪いから諦めるのは繰り返すと一生物の逃げ癖になりますよ。
塾で受験生を見ていたとき、
「C判定ですが✕✕大学受かりますか?」
と泣きそうな顔で相談しに来る生徒がいました。
確かに不安になるのはわかります。
でも、そんなことに時間を使うより勉強したほうが効率が良いです。
判定はテストを受けたときの順位から計算されたものであって、
まだ未来はこの通りに決定していないのです。
非常に残念ながら、そういう生徒ほど不合格になります。
悩んでいる時間があったら勉強しろ、と言いたくなりますね。
夢や希望だけで上手く行ったら苦労はしなし、
もっと明るい世界かもしれません。
しかし、ここ大一番というところで成功するためには
何かやらなければいけないことがあるはずです。
周りの人はみんな頭が良さそう、
周りの人は勉強していないようだ、
これらはあなたが作ったイメージです。
友達も裏で想像の百倍勉強しているかもしれません。
それならあなたは千倍勉強すれば負けないですよ。
想いが先走るのはよくあることです。
それに引っ張られ過ぎずに今できることを始めましょう。