こんにちは、日本語講師のAoi.rです。
語学の勉強にとって文法はとても大事です!
しかし、文法だけでいいの?
確かに、その文は間違ってないよ、でもね、そんな言い方しないんだけど・・・。
とか、
は?なんでこんな言い方するの?
とか、
なんでこれで意味が通じるの?
って思うことが語学勉強が進めば進むほど出てきたりします。
なんで?
日本で仕事をしていると「あいつは言われたことしかしない。」と陰口を言われることがあります。
言われたことはきちんとしていてもです!
じゃあ、どうすればいいの?
空気を読んで、忖度する。相手の言葉の行間を読むんです!(*_*;
そんなの無理! んな面倒くさい!! ですよね。
知人との会話で「じゃ、また今度」の今度は来週かもしれないけど一生こないかもしれません。
「そのうち会いましょう」はほぼ会う気がないでしょう。
「それはちょっと・・・」はお断り・嫌ですの意味です。
上司との会話で
「あれ、どうなった?」「ああ、あれですね。いい感じです。」「そっか、じゃ頼んだぞ」
意味不明・・wwwですよね。でも当人同士では会話が成立しています。
教科書で学んで「よし!」と自信をもって社会にでてみたら、なんか意味不明がたくさん・・・。相手の言っていることがわからない、ってことになるかもしれません。
なんで?
なんでこんな曖昧で面倒くさい言い方ばかりするの?
理由は日本には暗黙の了解・阿吽の呼吸がたくさんあるからです。
どこの国であっても、親子・夫婦が長年一緒にいると何も言わなくても考えていることがなんとなくわかるようになりますよね。「お母さん、平気な顔しているけど怒っているな・・」とか、「こんなことしたらお父さん嫌がるだろうな・・」とか。
相手の性格を知っているから喜ぶように先回りして何かしてあげよう、とか相手が嫌がる言い方を避けよう、とかありますよね?
日本語はその最たる言語なんです。
日本は島国でもともと外国との交流が少ない国、さらに江戸時代に200年余り鎖国をしていました。江戸時代は平和で戦争もなく穏やかな暮らし。生まれてから亡くなるまでほぼ何事もなく同じ家族・隣人との生活です。
だから何となく相手の言おうとすることがわかる。わかろうとする。言わなくてもわかるよね。というのが国全体あちこちで行われ、それが現代の日本語という言語に発達していきました。
日本人と会話をしていて曖昧な表現がたくさんあって困ることが多いのはこれが原因です。
外国の人たちが理解できないのは文化が違うので当然です。
でも理由さえわかれば深く悩まずに済みます。文法の間違いでも、単語を間違えたわけでもないでしょう。
文法も正しい、単語も正しい、なのになんか変な顏をされた・・・という方、フリートークでその時の状況を話してください。「たぶん、こういうことだったと思いますよ~」「相手の方はこうこうして欲しかったんだともいますよ~」と説明します。(わからなくて説明できない場合もありますが・・)
フリートークでは、自由に楽しい話や、趣味の話。やってきた文法を応用した会話。実力試し。日本人との会話で困ったこと、なんでこんな言い方するの?等々。なんでもOKです。
いつもとは違う先生と話してみたいから1回だけ、なんて方も大歓迎です。
気楽に楽しく話しましょう(*'▽')