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Cafetalk Tutor's Column

Teiko 讲师的专栏

花開くちいさな手のひら

周间主题: If you have the theme “spring” in your class, what would be the content?

2022年3月2日

こんにちは、Teikoです☆

このあいだ、職場の近くの目黒川を散歩してみました。
もしかして、木々がうっすらピンクになっているのでは?
と期待して♡

まだ、ピンクになっていませんでした(^.^)

桜の開花が近づくと、東横線の電車の窓から見える重なり合う木々が、
まだ花が咲いていないのに、ピンク色の靄がかかったようになって、
わたしはその時期の目黒川の景色もとても好きなのです♡

あんた、写真が桜じゃないよ、いいのかい?
と思われた方。

いいのです。これはちょうど今頃の木蓮のつぼみです(*^-^*)

さて、今週のお題。

『春をテーマにレッスンするとしたら?』

バレエのレッスンは、特に基礎を学ぶときは、姿勢やポジションなど、クラシックバレエの決められたメニューを順番に学ぶので、季節によって違うことをするということはないのですが、
もし、ピアニストさんがスタジオにいらっしゃるときは、春らしいニュアンスで弾いてもらうこともできるでしょう。

7歳くらいまでのちいさな生徒さんのレッスンでは、バーレッスンばかりだと退屈したり、体力的に負担がかかりすぎたりするので、ストレッチやリトミックのような時間が必要ですが、そのとき、しばしば取り入れるのが、音楽に合わせた表現です。

レッスン曲の中から選んだ音楽に合わせて、短い振付を伝えて、踊ってもらうのです。
こどもたちは、そういう即席の踊りでも、よく知っている物語や身近な物事に関するモチーフであれば、すぐに覚えて踊ります。

赤ずきんちゃんや白雪姫などは私がよく使うモチーフですが、他に

種を撒いてお花を育てる

というのもよく踊ってもらいます。
16小節ほどのアダジオのレッスン曲で、

種を撒き、

水を遣り、

芽吹いて、葉が茂り、

花が咲く。

というストーリーを表現させます。

彼らには、
ちいさな手のひらの中のちいさな種を一粒一粒撒いて土を被せ、
期待をこめてそっと丁寧に如雨露で水を遣り、
ちいさな芽が芽吹いて育つのを、驚きをもって見つめ、
最後にどんな素敵な花が開くのかを
喜びとともに見せてもらいます。

音楽の調べに乗せて、もちろん拍子を数えることも忘れずに。

クラシックバレエには、ポジションと姿勢だけではなく、
音楽に開かれた踊る心が必要です。

春は、このモチーフを使うのにとってもいい季節☆

おとなのみなさんも、よろしかったら試してみてください。
もうちいさな子どもではないけれど、
自分の手のひらが芽吹き花開く表現をするのを不思議な気持ちで見つめたら
きっと、つかのま童心に戻って、心が明るくなることでしょう。

夏にはどんなちいさな踊りを振り付けるか、考えておきますね~♡

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