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Cafetalk Tutor's Column

Toria 講師のコラム

ポンコツOL空を飛ぶ【第2話】

2022年2月8日

*【第1話】を読む

 

商社の貿易部署といえば、花形部署のはず。
・・・がしかし、OL女子にとっては何のメリットもない。
ごくごく普通の事務員で、経費精算やら売上入力。お客さんが来たらお茶くみ。

経理部と違ったのは、英語をはじめ、ロシア語、中国語、聞いた事もないような言語が飛び交い、来客も外国人が多かった。
しかし、それも慣れてくれば何て事のない日常。

Toriaはどうやら「経理部で使えない女子」
そして付属に
「社内恋愛に失敗したオンナ」としての“札がついていて”
受け入れ部署の上司やスタッフからも
明らかに歓迎をされていなかった。

それは、ToriaGuessでは決してなく
後々上司から「こういう触れ込みだった」と聞かされた。

つまりは、厄介払いをされ、どうにか空きがあったのが貿易部だったという顛末だ。 

ただの事務員とはいえ、何の期待もされていない。
その状況の中で、毎日仕事をするのは辛い。

自分としたら“それなりに真面目に、一所懸命やっているつもり”。
それなのに、何故・・・という気持ちだった。
何処か
何かのせい、誰かのせい、自分がツキがないから。そう思うようになっていた。
 

23歳で入学した大学には、なかなか足が向かず1年生から留年を繰り返し
会社では厄介者。

全てが中途半端。

私は、何なのか?

何のために、存在しているのか?

そんな事をグルグルと思っても、何も環境も、状況も変わってはいかなかった。 

同期の女の子たちは、それなりに楽しそうなのに…
そして、チラホラと結婚退職していく人たちも。
 

転職しようかな…そんな事ばかりを考える。

この頃のToriaは、「空を飛ぶどころか 窓際OL」だった。

*やっぱり、ポンコツはポンコツでしかないのか…!?
明日こそ、一発逆転を狙うのか?…つづく


Mr. Children「Tomorrow Never Knows」

1995年 小室哲哉プロデュースが全盛期の頃。
でも、Toriaのココロ模様は
この曲のようでした。

TORIA (o ̄∇ ̄)/ ~ ▶第3話を読む

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