Un tocco di stile alla tua vita.

Cafetalk Tutor's Column

Rubrica di Lotta

うれしかったほめ言葉 My Angel

Weekly Topic: The Best Compliment You Have Ever Received

Nov 16, 2021

 

コロナ大流行の前年、
通訳ガイドを始めたばかりの私の元に、アメリカから珍しいオファーが来ました。

「日本のご先祖様のお墓参りをしたい。もし親戚がいるなら、会ってみたい」

日系三世の旦那様と、イギリス人の奥様から、ご先祖の昔の住所と大まかな家系図が送られてきました。

その住所が現在のどの辺りなのかはわかっても、子孫の方のことまでは不明。
個人情報保護法があるので、役所の方はたとえ知っていても答えられないだろうし、
子孫の方がいらっしゃっても事情によって会うことは出来ないかもしれない、難しいなぁと思いました。
でも、お年を召して、次回いつ日本に来られるかわからないお二人に、出来るだけのことはしたいとも思いました。

まず、その地区のお寺に片っ端から電話して、事情を説明し、手掛かりがないか調べました。
セールスと間違えていきなり電話を切られたことも、親身になって話を聞いていただいたこともありました。現地を回ったら何かわかるかもと、高速で行き、周辺を歩いてみたり、役所を訪ねてみたりもしました。(戸籍があれば、役所もサポート出来るんですが・・と残念そうにおっしゃっていました)

「当日は、『ご先祖はこの辺りに住んでいらしたそうですよ』と言うしかないなぁ」と思っていた時、
地元の公民館が目に入りました。スタッフの方にこれまでのいきさつをお話しすると、
「・・あの地区じゃないかなぁ」と近辺まで連れて行って地元の人に引きあわせてくれたのです!
「近所の●●さんの家かも。確認して電話するから」と言って下さいました。

それからはトントン拍子で、ご先祖が住んでいた場所、地元に残っている子孫の方々、お墓の場所まで
全てわかりました。しかも、『当日は親戚揃ってお迎えするから、一緒にお墓参りしましょう』とのこと!

アテンド当日、たくさんの写真や資料と、ごちそうを用意して待ってくださっている親戚の皆さんを前に、
お二人は"What a happy surprise! You are my angel (detective)!" とたいへん喜んでくださいました。

「訪ねてくれてありがとう」「温かく迎えてくれてありがとう」「また元気で集まりましょうね」という笑顔に私も胸いっぱいになる出会いでした。
ここまで縁を繋げて下さった、いろんな方たちの力も忘れてはいけないと思いました。

こんなencounterに恵まれたのも英語を勉強していたからだと改めて感じました。
今はまだ自由に動けない状況ではありますが、またいろんな国の方との出会いを経験したいなと
思っています。

ここまで長文コラム読んでくださってありがとうございました。
「英語を学びたいけど何から始めよう?」迷っている方は、カウンセリングを行っています。






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