先週の日曜日、久しぶりに一人でクエンカ県にある小さな村を訪ねた。Huete　ウエテである。
ここは、検索でクエンカ県にあるきれいな村は？と探してでてきたところである。
本当に小さな村だったが、それにも関わらず歴史的建造物、教会や修道院、城壁などがたくさん保存されていた。日曜日にふらっといったのだけど、観光案内所が開いており、市内観光にのれることになった。

案内人は地理学者だといって、若い人だったが詳しく案内してくれた。15世紀から18世紀辺り修道院、教会がふんだんにあって、説明によれば、この地区は大貴族が何人も住んでこの町に出資していたようである。当時はかなり栄えた町だったようだ。

そして現在は人口1800人ぐらいの村であるが、観光地として成り立っているようである。
写真にあげた当時の教会跡を若者のためのコンサート会場にして、保存していた。
スペインは文化遺産の保存には厳しい規定があるが、それが村の発展にも役立つような工夫があちこちにみられる。ガイドの説明によれば、あの教会跡が野外コンサート場になってからは、夏に問題になる若者の屋外での飲酒パーティー、(一晩中大声で騒いで、近所迷惑になっている）がなくなったといっていた。

また、イエズス会の教会はこんどホテル（Hospederia）に改装されるそうである。スペインのパラドールやオスぺデリーアは文化遺産が宿泊施設になっているので、とても趣のあるホテルである。

私の町からは車で1時間半ぐらいのところにあり、日帰りで十分観光ができた。

そして、スペインのいいところは、行きたければ、毎週末でも出かけられること。
高速代、駐車場代はゼロ、入場料もなく、一人で行くのでちょっと食べ物持って、

お茶だけ飲みにはいるだけ。これといったお土産も買うことがなかったので、本当に安上がりに旅行ができてしまうのである。

また時間を見つけて出かけたいと思う。