・作曲してみたい
・アレンジしてみたい
・アドリブしてみたい
と色々な欲求が出てくると、音楽理論って必要なのかなぁ?
そんな風に思う時が来るかも知れません。
実際にレッスンの現場でも、音楽理論は覚えた方がよいですか?という質問はよく頂きます。
これに対しての僕の見解としては、「必要な人には必要」で「不必要な人には不必要」というものですが…
いずれのケースにしても伝えている3つのポイントがあります。
まずは1つ目のポイントですが…
・使用頻度が高かったり、そもそも知っておくだけで役に立つもの
(例)keyについて、ダイアトニックコード、コードの構成音、度数…etc.
・使用頻度が低かったり、知らなくてもあまり困らないもの
があるという事です。
次に2つ目のポイントですが…
・理論は後付けで 、音楽が先
ということです。
理論の基本的な視点としては、なぜこの音楽が素晴らしく聴こえるのか?というポイントを定義し解説したものだったり、多くの人がある程度共通の認識のもとで楽しめるようにとルール化されたものをまとめた説明書といったところです。
ですので、まずは音楽ありきですから、現存する好きな音楽をよく聴き込み、弾き込む事でも充分に学べます。
※だから理論の勉強は不必要…という話ではなく。
最後に3つ目のポイントですが…
・理論は常に進化する
ということです。
※これは2つ目のポイントと重なるお話ですが…
例えば…古典派、ロマン派、 印象派という流れで見るだけでもセオリーとされる理論は変化、進化がありますし、ポップス、ジャズ…もちろんその他の音楽でもどんどん新しいアプローチが試され、そして多くの人に感動を与え、認知されると「新しい理論」として確立されていきます。
ですので、既存の理論を学んだことで、世界を狭めずに自分の音楽を心から楽しむことが大切に思うのです。
この3つのポイントを踏まえた上で、先に述べた見解に戻るのですが…
僕自身は理論が必要に感じ、沢山学んできました。
音楽の基礎知識や先人達の試してきた手法、そして見えてくる時代背景など…どれも為になりましたが、自分の音楽表現に直結することはありませんでした。
自分の表現したいものが明確でなかったり、好きな音楽の聴き込みが足りてなかった事が原因です。
結局のところは理論が必要かどうか…まずはそんなところではなく…自分の表現したい音楽を見つける事。
そのうえで、必要ならば必要…不必要なら不必要という見解になる訳です。
長くなりましたが…
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