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Cafetalk Tutor's Column

Teiko 讲师的专栏

ソーイング・ビーの面々

周间主题: My favorite character in a movie !

2021年4月10日

こんにちは、Teikoです。
コラムを楽しみに読んでくださっている方、ありがとうございます♥

今後レッスンをこちらで再開するかわからないのですが、
私は文章を書くのが好きで、
それを読んでいただいていることは嬉しいことなので、
公開しておくことにしました(*^-^*)

カフェトークのスタッフの方にも、この場を借りてお礼を申し上げます。


*ここからは先日一度上げた今週のお題~☆映画じゃなくてすみません~(^.^)
あと、ネットフリックスじゃなかったー笑(番組探したってひと、ごめん~)

************

鉢植えの薔薇がたくさんつぼみをつけて、
もう今にも開きそう~♥

毎朝起きるのが楽しみになる季節です。

さて、今週のテーマの「一押しの映画のキャラクター」ですが・・

スターウォーズのルーク・スカイウォーカーとか、
スピードのジャックとか、
恋愛小説家のメルヴィンとか、

いや、もっと大好きな一押しのキャラはたくさんいるはずなのに、
選ぼうとするとなぜかみんな出てこないキャラクターたち(笑)

「映画のキャラクター」と言われているのに、
テレビ番組のキャラクター(パーソナリティ?)たちが出てきてしまう。。

今、私がはまっている番組は2013年に放映された、
『The Great British Sewing Bee』 です☆

これは、手芸好きにはたまらないリアリティ番組!

実は、私は、隠れ手芸ファンなのです。

というか、ときどきミシンで思いついた洋服とか作る程度なのですが、

気合いが入ると衣裳も縫います(^-^)



バレエの衣裳、とくにチュチュは、作業量は多いのですが、
シャツやジャケットなどに比べたら、それほど複雑ではありません。

白鳥のオデット姫がはいているような、横にピンと張ったクラシックチュチュは、
堅めのチュールをひたすら畳みこんでから、逆向きに重ねてショーツに縫い付け、
上下をひっくり返すと、あのように、下へ垂れないスカートになります。

ジゼルがはいているような長い釣り鐘形のスカート、ロマンティックチュチュは、
柔らかめのチュールをギャザーに寄せて、幅広のウエストベルトに順に重ねて縫い付けます。

チュールは綿などのような普通の生地と違って糸状のプラスチックのような素材なので、
何枚も重ねて縫っていると針が折れて飛び、見つかるまで血眼で探したり、
苦労はありますが、端は処理する必要が無く、裁ちっぱなしで大丈夫なので、
できあがりまでの工程は少なく、上衣と併せるのを楽しみにひたすら作業を続けます。

私は自分のワンピースをたまに縫ったりするので、ミシンや手縫いもそれほど苦にはならないのですが、
一度、発表会のために生徒の衣裳を40枚ほど手縫いしたときには、さすがに指が痺れました(^^;)

 

(みんなかわいかったな~♥(*^-^*)♥

当時私が師事していたロシア人のバレエミストレスは、

”なぜ衣裳など縫いますか?早くおばあさんになってしまいますよ”

と言ってましたが。笑


さて、『ソーイング・ビー』としてAmazon Primeで配信されているこのテレビのシリーズは、

裁縫好きのアマチュア・ソーアー(sewer)が全英から集められ、
次々に出される課題の衣服や小物を制限時間内にミシンや手縫いで縫い上げ、
出来によって毎回一人ないし二人が振り落とされて、
最後に最優秀ソーアーを決めるという、

手芸の世界のものとも思えぬ熾烈な番組です。

ただ、彼らは、プロの仕立屋ではないので、
本業は何人もの孫を持つ81歳のおばあちゃんだったり、
トラックの整備士だったりします。

審査員は、サヴィル・ロウのデザイナーパトリック・グラントと、
裁縫の教師メイ・マーティン
進行はクローディア・ウィンクルマン

彼らのきびしい指摘が、アマチュアソーアーたちを震撼させます。

スティッチが5ミリ端から遠い、
ファスナーがちょっと見えている、
柄がど真ん中に合っていない、
マネキンにピッタリフィットしていない・・・などなど。

あるソーアーが、「遠くから見たら良いわよ」と自己弁護すると、
パトリックが、
"Good from far? Far from good."
とピシャリと言い放つシーンなどはこのソーイング・ビーの熾烈さを代弁しています・・・(゚_゚;)

率直で歯に衣着せぬ審査員たちの言葉にソーアーたちは一喜一憂し、
脱落者を抱きしめて送り出し、
自問自答、試行錯誤しながら上を目指して一枚一枚縫い上げていくのです。

第1シーズンでは、バトルは4週に渡って繰り広げられ、
毎週2日間に3つのお題をこなします。

それぞれ得意不得意の分野があり、
毎回不測のトラブルに見舞われて途方に暮れたり
思いがけずベストピースに選ばれて満面の笑顔を浮かべたりしながら、
一針一針、作品を作っていきます。

そして、ひとつの作品が出来上がると、審査を待つ間、参加者たちだけでカフェで休憩するシーンが見られます。
泣いた者も笑った者も、一緒に語り合い、なぐさめ合い称えあい、
そうして、また、次のステップへと進んでいくのです。

第1シーズンの参加者たちは、とくに個性的で、私の好きなソーアーたちです。

まだあどけなさの残るローレンの可愛いけれども芯の強い、確かなセンス。
油で汚れた太い指で、大柄な体をかがめて運針する心優しいマークの健気さ。
自信が無いながら、周りを楽しませることを忘れずに実力を発揮していくサンドラスチュアート
そして、数十年の裁縫のキャリアを見事に披露しているのに、
パトリックに「冒険心がない」と突っ込まれてしまう81歳のアン

ぜひ、お時間があれば、見てみてください。
誰が最優秀に選ばれるのか。
ワクワクすること間違いなしです☆
そして、思わず涙すること間違いなしです!

そしてもっとお時間があれば、バレエの衣裳も縫ってみてください。笑
チュールのスカートは、春のワードローブの1枚としてもおすすめですよ♥

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