英検合格発表日、
嬉しいお知らせだけではなく、残念なお知らせも届きました。
生徒の皆さん、いつも集中してレッスンにとりくんでいただき、
私ももてる力を可能な限りお届けしていたつもりなのですが、
「ライティングクラス」をどう進めていくか、悩みはつきません。
私自身、英検合格のためのレッスンを受けたことがないのも原因です。
プロの先生方がどのように指導されるのか、体験から学ぶことはやはり多いもの。
TESOLの資格取得途中でいろいろな知識を学びましたが、
英検ライティングに関していえば完全なる「独学」です。
準1級は2回目で合格しました。
落ちた回であっても、ライティングは7割をこえていました。
1級も2回目で合格しました。
ライティングは「このように書けばいいのだろう」と概要のみ調べ、あとは独習。
2014年の初挑戦は不合格Aに終わりましたが、ライティングは7割とれていました。
リーディングとリスニングのスコアが情けない割に、
ライティングは準1級のときと同レベルの基準にあります。
そして、合格することができた2016年の試験。
32点中31点の得点、9割を超えていました。
ちなみに、2016年から導入されたCSEスコアでいうと789点になります。
だらだらと、ここまで己のスコアを書いてきたのには理由があります。
特にライティングクラスをとらなくても、
独学で合格に必要な点数はもらえるようになる。
では、そのためにナニをすればいいか?
私がやってきたことは、2つです。
ひたすら他人の文章を読むこと。
それから自分の文章で書くこと。
英検ライティングをどう教えていくか、まだまだ私も模索中です。
自分では表現することができても、
そのコツを生徒さんにお伝えする力がなければ
役に立たないライティングクラスになってしまいます。
これまでは、
1) 課題にそって書いていただく
2) 添削とアドバイス、英文例をお返しする
3) 必要であれば、別のレッスンで口頭説明
このようにレッスンを進行していましたが、
さらに新たなステップを重ねるべきではないか、、、思案中です。
1つ、ライティング力を伸ばそうと頑張っておられる方にお伝えしたい言葉は、
そのトピックについて、
母国語である日本語でどのレベルのものが書けますか?
ということ。
母国語ですら8割の得点がもらえないようであれば、
英語力のみのせいにしてはいけません。
表現力を伸ばすこと、
言いたいことをもつこと、
説得力を養うこと。
英検ライティングもコミュニケーションの手段であるのだなと
生徒から講師の立場になって初めて、痛感しています。