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Cafetalk Tutor's Column

Rubrica di Keiko Y

味方になる料理

Dec 24, 2020

今年初めてカフェトークでレッスンを始めさせていただきました。
実際に申し込んでレッスンを受けてくださった方、サポートくださった事務局の方、コラムを読んでくださった方皆様にこの場をお借りして感謝申し上げます!ありがとうございます。

好きな本に、土井善晴さんの『一汁一菜でよいという提案』(グラフィック社)というのがあります。
有名な本なので読まれた方もいらっしゃるかもしれません。ご存知ない方は、タイトルだけ見ると粗食をすすめるような本かしらと思われるかもしれませんが、奥が深く日本人の原点のようなものが感じられる一冊です。そして毎日の食事作りに悩んでいる人は励まされる本です。私もその一人です。最近はネット上でもテレビでもどこでも目を引こうとする食の話題は盛沢山で知らず知らずにそれに影響を受けているところは誰にでもあると思います。料理とは見た目も華やかに何か手の込んだものを作らないといけないと思い込んでいたり、テレビで言ってるみたいにおいしい~!というものを毎回作らないといけないと思いすぎているところが多少なりともあるかもしれません。そういうことはクリスマスやお正月など特別な日やたまのご褒美に、普段はもっと低刺激でいいのではないかな、とわけて考えるために改めて見直すのにもいい本です。

私が実践している重ね煮という料理方法はどちらかというと普段の食事向きです。派手さがなくしみじみ、といった感じです。私は大きな鍋でみそ汁やスープを作って、ときどきアレンジしながら何食分かまかなったりします。旬の野菜をたくさん使えますし、半端に残った野菜を使い切ったり、逆に一人暮らしの方などは一度に使いきれない野菜をこの方法で作り置きしておくこともできます。あとはご飯を炊いて肉や魚や豆腐などの一品があれば普段の食事としては心地よく満足のいくものになります。

重ね煮という方法が手が込んでいたり難しかったりすると私もおすすめしませんが、基本的なコツさえわかればとても簡単にかつ短時間でできるのです。日々の食事作りに気軽に取り入れやすいと思います。

一見地味でも自分が落ち着ける食事を作るというのは生きていくための土台になり、必ず自分自身のためになります。どんなときも生きていく力になります。

もしこのコラムを読んでくださっている方のなかに、料理があまり好きじゃない、とか苦手意識があるという方、日々の食事作りに悩んでいるような方がいらっしゃったら、私はそのような方の役に立つレッスンを提供していきたいと思っています。何かお力になれれば幸いですので是非お気軽にご相談くださいね!

最後までお読みいただきありがとうございました。
安全で良い年をお迎えください!

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