「手抜き」というと、良くないイメージを持っていませんか?
日常、「手抜き料理」「手抜き工事」など、悪い意味で使うことが多そうです。
実はこの「手抜き」も囲碁が語源です。
意味は、単純も単純「手を抜くこと」です。
囲碁を始めたばかりの方は、
どこが大きい、価値の高い場所なのかが分からずに、
相手の打つ方ばかり追いかけて打ちます。
そんな時、「ちゃんと手を抜くことを覚えないと」と言うような使い方をします。
もしくは、
「ここに打ったら、受けて(手を入れて)くれる?」
「いや、そこは手抜きでしょう。」
という感じで使われます。
どちらかというと囲碁の「手抜き」は、
相手に惑わされず、一番大きい所に打つという、
前向きな意味で使われることが多いです。
私のように、幼い頃に囲碁を覚えた人は、
囲碁用語の「手抜き」を先に覚えるので、
良くない意味だということを知って違和感を感じました(笑)
最近は、「家事は、うまいこと手を抜いて」なんて言ったりして、
前向きな意味でも使われていますね!
同じ言葉でも、ニュアンスが変わって面白いものです。