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ロンドン生活こぼれ話 その⑳ 不満が募るロンドンバス

2013-06-19 | 2 Comments

 ロンドンと聞いて赤い二階建てのバスを想像する人は多いと思います。そのロンドンのバスを毎日利用している私ですが、最近不満に思う事が増えるばかりです。過去にもロンドンの交通機関についての不満を書いた時にいくつかロンドンバスの悪い所について触れましたが、今日はその他に最近気になる事を書いて行こうと思います。

その① 途中で運転手交代の為に5分以上停車

 これは9年前に私がロンドンに来た時にはあまり見受けられない光景だったのですが、最近どの路線に乗ってもこの光景を見る事が多いです。

 それぞれの路線の始発~終点の途中に運転手達の待機しているオフィスか何かがあるらしく、路線の途中で運転手が交代するのです。そしてその交代の為に停車時間は5分以上。それも一日に数回だけなら分かります。けれど私のいつも乗るバスは二回に一回の確率で運転手が交代しているのではないかと言う位、頻繁に起こるのです。なんで終点の場所等で交代しないのか・・・といつも思ってしまいます。

その② 時間調整の為にノロノロ運転。後から来るバスに追い抜かされる

 これも昔は無かった事なのですが、最近は各バスが平均的に時間を空けて運航される様に調節しているらしいのです。それは分かります。けれど、自分が乗ったバスが実は後から来るバスより遅くなる様にノロノロと運転し、後ろから来たバスに抜かされるなんて事がしょっちゅう起こるのです。それを知っていれば後から来るバスに乗ったのに・・・と思っても後悔先に発たず。ノロノロ運転のバスで耐えねばなりません。

その③ 行き先が勝手に変更。終点まで行かないバス

 これも時間調整のせいなのでしょう。ある場所から終点までの道が混んでいてバスや車が詰まった状態になっていると、勝手に行き先が変更になり、終点まで行かずに途中で乗客は下ろされる事になります。これがその②と一緒に起こるとたまったものではありません。乗ったバスがノロノロ運転で後ろから来たバスに抜かされ、更に途中の駅で降ろされ、次のバスを10分も待つ事になります。それで何かの用事に遅れそうになった時のストレスと言ったら・・・・なんとかしてほしいものです。

その④ バス内で電話で大声で話す人々

 これは本当に日本のバスや電車が恋しく思う瞬間です。イギリスでは電車やバス内での通話が禁止されていないので、携帯で何十分も乗車中に電話する人がたくさんいます。それも周りを気づかって小さい声で通話をしてくれれば良いのですが、色んな国からの人が集まったロンドン。色んな国の人が居れば色んな文化がある、とは言いますが、平気で大声で電話する人がたくさん居るのには参ってしまいます。

 イギリス人でもたまに電話越しにケンカをしていて「あなたのケンカなんて聞きたくないよ・・・」と思う事もありますが、他にうるさいな・・・と思う事が多いのは、その国の言語のせいでしょうか。一つの言葉に音節がたくさん詰まっている言語の事が多いです。

 この間は私の後ろでイタリア人の男性がずっと電話をしていたと思ったら、その後スペイン人の女性が大声で電話をし始め、イタリア語とスペイン語のハーモニーで、音楽を聞いて音をシャットアウトしようとしても音楽を通して声が聞こえて来るという、とんでもない事になっていました。

 さて、今日もこれからバスに乗って出掛けます。今日は平穏無事に目的地に辿り着けるでしょうか。

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