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カッパドキア旅行ガイド-1

2020-06-06

カッパドキアの魅力とは?歴史・気候や観光名所とツアーの選び方を解説

カッパドキアには独特の奇岩群や地下都市など、数多くの観光名所があります。歴史も自然も豊かなエリアであるため、十分に満喫するには現地の観光情報をあらかじめ知っておくことが大切です。そこで、この記事ではカッパドキア観光で役立つエリアの基本情報や4つの観光名所、さらに現地滞在の楽しみ方や、ツアーの選び方について解説します。



**この写真でカッパドキアのセリメ教会はあります。


カッパドキアには巨大なユネスコ世界遺産があります。キノコ岩や地下都市、宗教的遺産など、自然遺産と文化遺産のどちらの基準をも満たす複合遺産が存在する、世界でも珍しい場所です。観光スポットがとても多いので、効率よく旅を楽しむためにはあらかじめ情報収集しておくことが鍵となります。この記事で、カッパドキア旅行を楽しむための情報や、最適なツアーの選び方を解説していきましょう。

1.カッパドキアへの旅行前に知りたい3つの基本情報

その土地のことをよく知れば、旅行の楽しみが2倍、3倍に膨らむでしょう。ここでは、カッパドキアについての基本的な概要、歴史、気候、そして観光する上での魅力にも触れながら説明します。

1-1.概要

カッパドキアはトルコのほぼ中央、アナトリア高原に位置するエリアを指す呼び名です。また、大奇岩群のことを指す名称としても使われています。現在の首都であるアンカラの南東部に位置するカッパドキアには、アナトリア高原の火山が噴火したことにより、火山灰や溶岩が堆積した凝灰岩による岩場ができ上がりました。この岩石が長い時間をかけて風雨にさらされ、奇妙な形の奇岩となったのです。この奇岩群の中でも特に観光名所として有名なのが「3姉妹の岩」「妖精の煙突」「らくだ岩」の3つで、写真などで見たことのある人もいるでしょう。

カッパドキアの歴史は古く、かつて迫害から逃れたキリスト教信者が、伝統的に住み続けた町だとされています。そのため、教会・修道院・壁画などの宗教芸術も多く残っており、歴史を垣間見ることが可能です。

伝統的にキリスト教徒が生活していた地帯で、かつてはローマ帝国やイスラム勢力から隠れて地下都市を作り上げていた場所でもあります。そのため、岩窟教会や修道院などの歴史的名所や、そこに残された絵画などの美術品なども多く遺されているのです。かつてヒッタイト帝国時代の交易でも栄え、シルクロードの終着エリアでもあったこの地域は、絨毯や伝統工芸品などの特産品が数多く、ワイナリーもあり、観光地としてはトルコ内でも屈指の名所となっています。そのため国内外から多くの観光客が訪れており、2019年上半期には過去3年間と比べ85%増となる、約125万人の観光客がカッパドキアを訪れたとトルコ・ラジオ・テレビ協会は報じました。


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