こんにちは。
日本語・タイ語講師の Haruhi です。
みなさんは辛い食べ物は好きですか?
辛い料理といえば、タイ料理、韓国料理が思い浮かびますね。
今日は、食べ物の「辛さ」の話ではなく、発音をどのくらい辛く(厳しく)するかについての話です。
外国語を学ぶ(教える)時に、発音をどのレベルまで求めるかで悩むことはないでしょうか?
「できるだけネイティブに近い発音をしたい」と思うのは当たり前ですよね。
しかし、あまりにも発音を厳しくしすぎると、先へ進めなくなってしまいます。
何度も何度も直されていると、気持ちも沈んでしまいます。
一方で、何を言っているのかがわからない発音では困りますよね。
そこで私のタイ語レッスンでは、発音の厳しさを「1辛」〜「10辛」までの間で選べるようにしています。
最初のレッスンを、例えば「3辛」で行い、その後、相談しながら辛さを調整しています。
最初は「3辛」を食べるのが大変でも、レッスンを続けると「5辛」でも完食できるようになります。
もちろん、辛いのは苦手という方は「1辛」からでも大丈夫です。
急に辛いものを食べるとお腹が痛くなってしまいますから、徐々に体を慣らすことが大切だと思います。
*このアイデアは、スラブ諸語を専門としている黒田龍之助先生から教えていただきました。
黒田先生は多くの本を書かれていて、私は語学講師として、また語学学習者として多くの点を参考にしています。
興味のある方は、著書を読んでみてください。