その記念としてこのコラムを書いています。
私は今こうしてポルトガル語講師などをしていて、仕事やボランティアで翻訳や通訳をすることもあります。
「ブラジル人ですか?」
色んなことを聞かれたり、言われたりします。
ここまで学習を続けてきた動機は色々ですが、
語学がある程度以上できるようになるには、「やる」しかないんです。
今でも翻訳をものによっては、辞書を複数利用したりします。
今役に立っていると思うのは、ポポ辞典と言いますが、
ポルトガル語の辞書でポルトガル語で説明があるものです。
(中級以上にならないと、この手の辞書を使うのは非ネイティブには難しいと思いますが、
今ではポルトガル語を日本語で説明されたものよりもよく理解できます。)
さて、ここでようやく「小さな失敗」のお話につなげますが、
本当の「失敗」って「語学」をやるうえでは「学習をやめること」以外にないんじゃないかと思います。
ポルトガル語をやっていて、特に留学した時は言いたいことが伝わらない、間違って伝わったらどうしよう、と思い、臆病になってしまうことがありました。
今は日本に住んでいて、生活に直結する手段として「ポルトガル語」がないので、そういう意味での「怖さ」というものはないです。
でも、だからこそ、使わなくて衰えてしまう怖さみたいなものはあります。
それもあって、通訳ボランティアをしてみたり、翻訳をしてみたりしています。
そして、「小さな失敗」のことですが、私が言いたいのは「あまり気にするな」ということです。
これはそもそも私がとても小心者だからこそ言い聞かせる言葉でもあります(笑)
失敗したことそのものは気にしなくていい、けれど、その失敗が
「いったいどうしてできなかったのか」「次はできるようにするにはどうすればいいか」
もっと詳しく言うと、
「どの単語が理解できなかったのか」「どう発音すれば伝わるか」
そういうことを考えて行動していくのはとても重要だと思っています。
今回のコラムいかがだったでしょうか。
1つの言語を学ぶと言うことは、母語以外で構築された別の世界を知ること、と私は考えています。
そう思うと本当にきりがなくて、大変ですが(汗)
語学を活かしてできることも日々考えていて、
それをこなしていくのも大切かな、と思っています。