最近、Stephen D. Krashenという人が書いた"Principles and Practice in Second Language Acquisition"という本を読んでいます。日本語でいうと、「第二言語習得における原則と実践」という感じでしょうか。
私は何事も理論づけて考えるのが好きなので、言語の上達においても、どういうしくみで人は言語を学ぶのか、またどんな方法が最も効率が良いのか、という研究をしている人のビデオを見たり本を読んだりするのがとても好きです。
本当は大学でそういう研究をしたいぐらいなのですが、そうすると興味のない分野まで勉強しないといけなし、期限に追われまくってプレッシャーのもとで勉強することになるので、あくまで興味のある分野だけをピックアップして自分のペースで研究しようと思っています。いわば生涯学習ならぬ、生涯研究ですね。最近は本やインターネット、特にYou Tubeのビデオなどで実際の講義が見れたりするので、かなりの内容が入手できるのではないかと思います。
話がそれましたが、冒頭に紹介した本の中のチャプター2に、どのメソッド(方法)が言語上達にもっとも役立つかというのを検証するために、実際にいくつかのグループに違うメソッドを使って教えて、どのグループがもっとも上達したかを調べる実験を軽く紹介してあるのですが、その結果の中にこんなものがありました。
若者(思春期ぐらいの人)は測れるほどの差はない。
この著者はこれについては反論をしているのですが(この実験は著者が行ったものではなく、他の人が行ったもののようです)、一般的にこの実験の結果では、「若い人たちはどんな方法で練習しても上達する」ということを示しているんだと思います。この実験については後にまた詳しく説明してあるらしいので、そこをしっかり読んでみないとよく分かりませんが、、、
若いっていいですね。ちぇっ。 (ただのひがみなので取り消し線をつけておきます。)
私は33歳で英語の練習を始め、今38歳にしてペルシャ語やスペイン語を練習し始めているので、とうてい若い人たちのようには言語が習得できないということですね。これからまたこの本を読んで、どの方法が最適なのか探っていこうと思います。また面白い内容があったらこちらのコラムか私のFacebookページで紹介していきますね。
Junko
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