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Cafetalk Tutor's Column

Machika 講師的專欄

自分に打ち勝つこと

2018年4月9日

「一番の敵は自分自身だ」

と私がまだ十代の頃言っていた人がいました。その時も「そうなんだろうな」と思いましたが、大人になって、そして今でも確かに自分自身とよく戦うことがあります。それは「自尊心の欠如」との戦いです。

自尊心というのは、自分を高くも低くもなく、正しく認め、理解、評価することです。自尊心をなくしてしまうと、人は自分に価値がないように感じます。そうした思いは極端になりやすく、下記のようなバランスが崩れた言動に至ることがあります。今まで経験したことのない人には、「なぜそんなに気にするの?」「考えすぎなんじゃない?」と理解しがたいものかもしれません。

・誰かに対して怒ってしまったり、相手に文句を言ったりすることがあると、そうした原因を作った相手ではなく、我慢ができなかった自分を責め続ける。

・少し笑われただけなのに「バカにされた」とすごい怒りが湧いてくる。

・自分や相手に「負ける」と感じるようなことがすごく嫌で、意地でもどうにかしようとするから、いつも無理しがち。

・自分自身が「人に認められる」ことに異常にこだわったり、人が褒められているのを聞くと自分がダメだと言われているようで辛い。

・かといって自分が褒められても心の中から「そんなことない」という思いが湧いて逆に自分のダメなところをアピールしてしまう。

・何か良くないことが起こった時、関係がなかったり自分にどうしようもないことであっても「私のせいではないか」と罪悪感を感じる。

・どうしようもない理由があってできなかったり、一生懸命やってもうまくいかないと、「自分が能力がないからだ、努力が足りないからだ」と自分を責める。

・些細なことでも人に頼めないから、プライドが高いと勘違いされることがあるけれど、本当は人に迷惑をかけるのが極度に嫌だから頼めない。

・人に頼ったり人に迷惑をかけてしまう自分はなんてダメな人間なのだろう、と生きていることの価値さえ見失ってしまう。

・本当は嫌われているのではと周りとの人間関係にびくびくして、人を遠ざけてしまう。

・愛されているという相手への信頼を持つのが難しいから、見捨てられるのではと必要以上に尽くしてしまって、そういうところに付け入られて利用されてしまう。

・どうせ嫌われるから、どうせ上手に話せないから、と寂しいのに人になかなか近づけない。

 こういうものが、「自尊心の欠如」がもたらす自分の内面からの攻撃です。どの考え方も、自分を追い込んでしまう考え方です。

 自分で自分をしっかり認め、自分の能力や可能性を信じることで自信は確立されていきます。自分を高く見積もれば尊大になり、自分を低く見積もれば必要以上に自分を貶め本来の良ささえ発揮できなくなります。誰にでも欠点があり、限界があり、得手不得手があります。自分との内なる戦いは終わりがなく、目にも見えませんが、それを制し、自分を認め、自分がやっていることの意義や満足感を得られれば、人がどう評価しようと自分自身も自分の言動も、自分にとって価値のあるものとなります。

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