ジャズボーカル曲としても人気のある「But Not For Me」、ジョージ・ガーシュウィンが作曲し、チェット・ベイカーなどが歌っていることでも有名です。皆さんもカフェなどで流れているのを聴いたことがあるかと。
ジャズボーカルを練習する時に2曲目か3曲目に選ぶのに最適だと思います。歌詞が覚えやすいですし、音域もそんな広くないし、なによりチェット・ベイカーをお手本にするとそんなに声を張らずに歌えます。
いきなり「But」からタイトルが始まりますが、歌詞の内容は「世の中には素敵なことが沢山あるのに、But Not For Me(自分にはそれが当てはまたない)」と嘆くもの。恋がうまくいかない嘆きですが、歌い方によって「ああ、もう落ち込む」になったり「でも、もういいや」になったり、表現を変えられるのが面白いところです。
声をバンと出して、高音部も使う、現代のポップスとは全然違う歌い方が出来ますので、ぜひチャレンジしてみてください。